授業概要
|
|
酵素は主にタンパク質からなる物質であり, 生体内の様々な化学反応を促進する触媒として作用する。酵素の働きによって通常は進行しにくい反応が速やか且つ特異的に進むようになることから, バイオテクノロジーや医薬品, 食品など多分野に応用されている。本講義では化学, 物理化学, 生化学で学んだ知識に基づき, 酵素についての理解を深める。
|
|
|
到達すべき 目標
|
|
酵素に関する基礎を習得し, バイオテクノロジーや医薬品, 食品などにおける酵素の働きを理解する力と知識活用力を養う。
|
|
|
授業計画と 準備学習
|
|
第 1週目: 授業の進め方、酵素科学の雑談、タンパク質の特性と構成成分 第 2週目: 触媒とは何か 第 3週目: 反応次数 第 4週目: 反応速度式の求め方(迅速平衡法および定常状態法) 第 5週目: 反応パラメーターの意味と応用 第 6週目: 反応に及ぼす酵素濃度、気質濃度の影響 第 7週目: 反応に及ぼす温度およびpHの影響 第 8週目: 中間試験 第 9週目: 阻害薬の作用機構 第10週目: 酵素反応速度論と平衡論に関する実用的方法 第11週目: 前定常状態速度論 第12週目: タンパク質の高次構造、三次元立体構造、タンパク質の抽出方法 第13週目: タンパク質の立体構造解析方法 第14週目: 酵素機能の分類、データベース、酵素の応用例(食品、医薬品) 第15週目: 定期試験 (授業内容は変更する可能性があります。)
|
|
|
授業の特色
|
|
|
|
学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
|
|
身の回りにある酵素を活用した製品や食品などの具体例を取り上げて、「酵素」に関する内容を教科書中の概念ではなく、具体的な実体物として捉えることができるように促す。
|
|
|
使用言語
|
|
|
|
TA,SA等配置 予定
|
|
|
|
基盤的能力 専門的能力
|
|
|
|
授業時間外 の学習
|
|
TACTに掲載した演習問題を通して理解度を高める。
|
|
|
成績評価の 方法
|
|
出席日数(8割以上出席)を満たした上で,毎授業の課題点と筆記試験で評価する。新型コロナやインフルエンザ等への感染や、濃厚接触者に該当した場合、公共交通機関の遅延により定期テストを受験できなかった場合などの特別な事由がない限り、追試は実施しない。
|
|
|
到達度評価 の観点
|
|
|
|
テキスト
|
|
| |
No
|
書籍名
|
著者名
|
出版社
|
出版年
|
ISBN/ISSN
|
|
1.
|
『タンパク質の構造と機構』
|
Alan Fersht(訳:桑島邦博、有坂文雄、熊谷泉、倉光成紀)
|
医学出版
|
2006
|
4-7578-0402-4
|
|
2.
|
『ヴォート基礎生化学(第5版)』
|
Donald Voet著,田宮信雄他訳
|
東京化学同人
|
2017
|
9784807909254
|
|
|
|
テキスト (詳細)
|
|
講義は教員の用意したスライドで行います(講義前日までにTACTもしくはTeamsにアップロード予定)。テキストは購入する必要はありません。
|
|
|
参考文献
|
|
| |
No
|
書籍名
|
著者名
|
出版社
|
出版年
|
ISBN/ISSN
|
|
1.
|
『構造生物学』
|
倉光成紀、杉山政則
|
共立出版
|
2007
|
978-4-320-05649-7
|
|
2.
|
『Structure and Mechanism in Protein Science』
|
Alan Fersht
|
W.H.Freeman & Company
|
1999
|
0-7167-3268-8
|
|
|
|
参考文献 (詳細)
|
|
講義は教員の用意したスライドで行います(講義前日までにTACTもしくはTeamsにアップロード予定)。参考文献は購入する必要はありません。
|
|
|
担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
|
|
|
|
実践的授業 内容等
|
|
|
|
備考
|
|
|