シラバス参照

開講年度 2024 
授業科目名 酵素科学【分子】 
授業科目名(英文)  
担当教員

島田 敦広

科目開講学部・学科 応用生物科学部 
科目区分 専門科目 
科目分類 応用生命科学課程 
対象学年 3年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 木曜日 1時限 応生 104
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ABL11029 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2024&semekikn=1&kougicd=1ABL11029 
科目ナンバリング  



授業概要
酵素は主にタンパク質からなる物質であり, 生体内の様々な化学反応を促進する触媒として作用する。酵素の働きによって通常は進行しにくい反応が速やか且つ特異的に進むようになることから, バイオテクノロジーや医薬品, 食品など多分野に応用されている。本講義では化学, 物理化学, 生化学で学んだ知識に基づき, 酵素についての理解を深める。 
到達すべき
目標
酵素に関する基礎を習得し, バイオテクノロジーや医薬品, 食品などにおける酵素の働きを理解する力と知識活用力を養う。 
授業計画と
準備学習
第 1週目: 授業の進め方、酵素科学の雑談、タンパク質の特性と構成成分
第 2週目: 触媒とは何か
第 3週目: 反応次数
第 4週目: 反応速度式の求め方(迅速平衡法および定常状態法) 
第 5週目: 反応パラメーターの意味と応用
第 6週目: 反応に及ぼす酵素濃度、気質濃度の影響
第 7週目: 反応に及ぼす温度およびpHの影響
第 8週目: 中間試験
第 9週目: 阻害薬の作用機構
第10週目: 酵素反応速度論と平衡論に関する実用的方法
第11週目: 前定常状態速度論
第12週目: タンパク質の高次構造、三次元立体構造、タンパク質の抽出方法
第13週目: タンパク質の立体構造解析方法
第14週目: 酵素機能の分類、データベース、酵素の応用例(食品、医薬品)
第15週目: 定期試験
(授業内容は変更する可能性があります。) 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACTを活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
身の回りにある酵素を活用した製品や食品などの具体例を取り上げて、「酵素」に関する内容を教科書中の概念ではなく、具体的な実体物として捉えることができるように促す。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA等配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
身の回りにある酵素を活用した製品や食品などの具体例を取り上げて、「酵素」に関する内容を教科書中の概念ではなく、具体的な実体物として捉えることができるように促す。 
授業時間外
の学習
TACTに掲載した演習問題を通して理解度を高める。 
成績評価の
方法
出席日数(8割以上出席)を満たした上で,毎授業の課題点と筆記試験で評価する。新型コロナやインフルエンザ等への感染や、濃厚接触者に該当した場合、公共交通機関の遅延により定期テストを受験できなかった場合などの特別な事由がない限り、追試は実施しない。 
到達度評価
の観点
各項目に対する理解度を筆記試験で評価する。 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『タンパク質の構造と機構』  Alan Fersht(訳:桑島邦博、有坂文雄、熊谷泉、倉光成紀)  医学出版  2006  4-7578-0402-4 
2. 『ヴォート基礎生化学(第5版)』  Donald Voet著,田宮信雄他訳  東京化学同人  2017  9784807909254 
テキスト
(詳細)
講義は教員の用意したスライドで行います(講義前日までにTACTもしくはTeamsにアップロード予定)。テキストは購入する必要はありません。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『構造生物学』  倉光成紀、杉山政則  共立出版  2007  978-4-320-05649-7 
2. 『Structure and Mechanism in Protein Science』  Alan Fersht  W.H.Freeman & Company  1999  0-7167-3268-8 
参考文献
(詳細)
講義は教員の用意したスライドで行います(講義前日までにTACTもしくはTeamsにアップロード予定)。参考文献は購入する必要はありません。 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
【受講者へのメッセージ】講義に関する資料や練習問題をTACTに掲載する。

【連絡先】 [居室]A棟623号室
       [Email]shimada.atsuhiro.s2@f.gifu-u.ac.jp

【授業の実施形態】基本的にすべて対面授業 


PAGE TOP