授業概要
|
|
【重要】この講義は前学期の授業期間中に毎週行われるオンデマンド講義です。前学期授業期間中の毎週月曜日にTACT上で授業資料が公開されるので、受講生のみなさんは毎週金曜日までにTACT上でコメントを提出してください。
この講義では、原則として毎回1編ずつヨーロッパ文学の古典的名作をつまみ食いすることで、それらの作品を生み出したヨーロッパ文化への理解を深めることを目指します。毎回1つの作品を扱うという、まさに「つまみ食い」しかできない状況で、私に何が伝えられるかを試行錯誤してみます。ところで私自身の専門はイギリス文学なので、「ヨーロッパ文化論」とは言いつつイギリス関連の作品が多くなってしまう点、また「文学の名作」と言いつつ映画や漫画を取り上げる回もある点を、あらかじめご了承ください。授業で扱う作品を前もって読んでいただく必要はありません。むしろこの講義が、そうした作品に触れるきっかけになってくれれば嬉しいです。なお、対象学年はいちおう「2年」になっていますが、3年生・4年生の受講も歓迎します。
|
|
|
到達すべき 目標
|
|
表向きは(1)特定地域の文化事象を観察し、それらを生み出している思考の型がどのようなものであるかを見抜く技術を身に付けてもらうこと、実際は(2)人文学の講義の真価は表向きの「到達目標」からはみ出てしまう部分にこそあると実感してもらうこと、でしょうか。
|
|
|
授業計画と 準備学習
|
|
各回の講義で取り上げる作品は、このシラバスを執筆した時点では以下のものを予定しています。若干の変更があるかもしれません。 第1回:ソポクレス作『オイディプス王』 第2回:アプレイウス作『黄金のロバ』およびペトロニウス作『サテュリコン』 第3回:ボッカッチョ作『デカメロン』 第4回:シェイクスピア作『ロミオとジュリエット』 第5回:セルバンテス作『ドン・キホーテ』 第6回:デフォー作『ロビンソン・クルーソー』 第7回:オースティン作『高慢と偏見』 第8回:ディケンズ作『荒涼館』 第9回:フローベール作『ボヴァリー夫人』 第10回:トルストイ作『アンナ・カレーニナ』 第11回:ドイル作『バスカヴィル家の犬』 第12回:ケストナー脚本、映画『ほら男爵の冒険』 第13回:ユゴー原作、ブーブリル&シェーンベルク作、映画『レ・ミゼラブル』 第14回:パコ・ロカ作、漫画『皺』 第15回:マキューアン作『贖罪』およびその映画版『つぐない』
|
|
|
授業実施方法
|
|
|
|
授業の特色
|
|
|
|
学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
|
|
|
|
使用言語
|
|
|
|
TA,SA等配置 予定
|
|
|
|
基盤的能力 専門的能力
|
|
|
|
授業時間外 の学習
|
|
学期末レポートの準備および執筆を行なってもらいます。
|
|
|
成績評価の 方法
|
|
成績評価の対象は、毎回提出してもらう授業コメント(55%)、および学期末レポート(45%)です。
|
|
|
到達度評価 の観点
|
|
到達目標(1)「特定地域の文化事象を観察し、それらを生み出している思考の型がどのようなものであるかを見抜く技術を身に付けてもらうこと」については、受講者の授業コメントおよび学期末レポートによって私が評価します。評価を行う上でもっとも重視する点は、受講者であるあなたが、講義の内容を踏まえたうえで、あなた自身の主張をどこまで論理的に展開できているかです。到達目標(2)「人文学の講義の真価は表向きの『到達目標』からはみ出てしまう部分にこそあると実感してもらうこと」については、成績評価ではなく授業評価に関わる到達目標なので、実際に受講するあなたが評価してください。
|
|
|
テキスト
|
|
|
|
テキスト (詳細)
|
|
毎回の授業では、各回の授業で扱う文学作品およびその他の参考文献からの引用を集めた授業資料を配布します。
|
|
|
参考文献
|
|
|
|
参考文献 (詳細)
|
|
上に挙げた5冊は、あくまで授業の雰囲気を知ってもらうために挙げた例にすぎません。この授業のために使用する文献やウェブページなどの資料は膨大なものになり、とても上の欄には書き切れないので、配布資料に書誌情報を掲載します。なお、各回の授業で扱う文学作品のほとんどは岐阜大学図書館に所蔵されているので、興味があれば探してみてください。
|
|
|
担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
|
|
|
|
実践的授業 内容等
|
|
|
|
備考
|
|
【受講者へのメッセージ】みなさんがTACT上で毎回の授業についてのコメントを提出したことをもって「出席」と見なします。授業資料は毎週月曜0:00に公開され、授業コメントは毎週金曜の23:55が締切です。
【オフィスアワー】前期は次の時間帯に在室している可能性が高いです。月曜10:00-14:40、火曜10:00-12:00、水曜12:10-16:00。
【連絡先】
[居室]地域科学部A棟7階 内田研究室
[メール]uchida.masaru.m7@f.gifu-u.ac.jp
|
|