シラバス参照

開講年度 2024 
授業科目名 アントレプレナーシップ基礎 
授業科目名(英文)  
担当教員

上原 雅行

科目開講学部・学科 社会システム経営学環 
科目区分  
科目分類 専門基礎科目 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 月曜日 3時限 全共 2D
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1SMS1161 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2024&semekikn=1&kougicd=1SMS1161 
科目ナンバリング SSM1161 



授業概要
 本授業では、アントレプレナーシップ(entrepreneurship)の基礎を学ぶ。
アントレプレナーシップとは、起業家精神/企業家精神と訳され、「実際に何もないところから価値を創造する過程(Timmons 1994)」、また「コントロール可能な資源を超越し、機会を追求する姿勢(Stevenson 1983,1985,1990)」などと定義されている。例えば、起業意思の有無に関わらず、様々な困難や変化に対し、与えられた環境のみならず自ら枠を超えて行動を起こし、新たな価値を生み出していく姿勢や行動様式のことである。
 本授業では、ビジネスの基礎的知識の無い学生が基本から学ぶことを前提として、アントレプレナーシップに関する知識の伝達やアイデア創出グループワークなどを行う。
 具体的には、ビジネスに関する基礎的事項、先行ビジネスや起業の事例、新ビジネス創出や起業に関する基礎的情報、社会で活躍している起業家の体験談や事業内容などを参考に、地域社会や自身の周辺における課題を主体的に調査・発見し、それを解決するためのアイデア(ビジネスアイデアなど)を考案する。その後、グループワークなどを通して、ビジネスや社会活動において必要な知識やスキルを習得する。また、将来「会社における新規事業の企画・推進」や「起業(副業的起業・週末起業を含む)」などの際にも役立つ知識やスキルも習得する。その過程において、視野拡大と意識改革を行い、アントレプレナーシップを醸成する。 
到達すべき
目標
■ アントレプレナーシップの基本的な考え方(定義・意義など)を理解し、主体的に説明できる

■ 新ビジネス創出や起業に関する全体像(知識やスキルなどを含む)を把握し、基礎的理解を得ている

■「現代社会における課題・問題を自身の視点で調査し発見する力 『課題発見力/発掘力』 」が身に付いている

■「課題・問題を解決するためのアイデアを自身で考える力 『アイデア創出法・創出力』 」が身に付いている

■「ビジネスアイデアの作成法」を理解している 
授業計画と
準備学習
1.アントレプレナーシップ ①
 〇ガイダンス(授業趣旨説明)
 〇アントレプレナーシップの基礎
 〇アントレプレナーシップに係わる事前アンケート

2.アントレプレナーシップ ②
 〇アントレプレナーシップの社会的意義
 〇アントレプレナー(起業家)の行動・思考様式
 〇グループワーク

3.ビジネスアイデア ①
 〇スタートアップサイエンスについて
 〇アイデア創出方法
 〇アイデアプレゼンテーション法

4.アントレプレナー(起業家)講演①
 〇学生アントレプレナーの講演
 〇座談会(対話)

5.アントレプレナー(起業家)講演②
 〇アントレプレナーの講演
 〇座談会(対話)

6.ビジネスアイデア ②
 〇ビジネスアイデア検討
 〇グループワーク

7.ビジネスアイデア ③
 〇ビジネスアイデアブラッシュアップ
 〇ビジネスアイデア共有
 〇授業の総括、アントレプレナーシップに係わる終了後アンケート 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACTを活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
■ゲストスピーカー(起業家や企業人)による講演は「座談会形式」、つまり講師と同じ目線で気軽に意見交換を行える雰囲気の下で行う。

■アイデアを生み出す過程(グループワークなど)において、「相手の言葉を否定せずに一旦受け入れ、自分のアイデアを付け加えて返す話し方(「イエス アンド(Yes and)」話法)」を取り入れ、「他者に対して助言はするが否定はしない」という共通認識の下で進めていく。アイデアを自身で考え、他者に伝え、他者から前向きな意見をもらえるなど、アイデアを生み出す「楽しさ」を体感できる。

■本授業において検討したビジネスアイデアは学外のビジネスコンテストなどで発表できる(希望者には担当教員や学外専門家による伴走的支援も行う)。またアイデアの実用化を希望する受講生には伴走的支援も可能である(要相談)。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA等配置
予定
GSIによる授業支援  
QTAによる授業支援                       
TAによる授業支援                                      
SAによるピアサポート                                    
その他                                             
 
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
■ 日頃から「社会課題、新ビジネス、起業、イノベーション、スタートアップ(ベンチャー)、起業家(アントレプレナー)など」に関連したメディア記事(Web・テレビ・新聞・雑誌など)に目を通し情報収集を行うこと

■ 現代社会における課題・問題について、日頃から考えること(例えば、日常生活を送る中で自身や周りが困っていること、自分ごとの課題、地域の課題など)

■ 上記課題・問題を解決するためのアイデアについて考えること 
成績評価の
方法
■ レポート 『ビジネスアイデア(本授業にて検討・作成し、まとめたもの:PowerPointあるいはWord・Excelなどにより作成)』 :50%

■ 小レポート 『担当教員からの課題や、ゲストスピーカー講義における感想や意見』 :40%

■ 授業への貢献(発言・他者とのコミュニケーションなど):10% 
到達度評価
の観点
■ ビジネスアイデアにおける「課題仮説(アイデアの起点となった課題設定ストーリーを含む)」、「顧客セグメント」、「解決法(ソリューション)」、「独自の価値提案」を中心に、『受講生自身の独自(オリジナル)の視点・知見』が含まれていること

■ 上述したビジネスアイデアの『完成度』 
テキスト
テキスト
(詳細)
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『1からのアントレプレナーシップ』  山田幸三・江島由裕(編著)  碩学舎  2017年  9784502222818 
2. 『起業の科学 スタートアップサイエンス』  田所雅之  日経BP社  2017年  9784822259754 
3. 『入門 起業の科学』  田所雅之  日経BP社  2019年  9784296100941 
4. 『アントレプレナーシップの原理と展開』  高橋徳行・大驛潤・大月博司(編著)  千倉書房  2023年  9784805112748 
参考文献
(詳細)
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
※ 授業の実施形態:すべて対面授業で行う(他大学の受講学生はWeb受講可) 


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