授業概要
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高度で複雑な動きをする機械製品にはマイクロコンピュータが搭載されている.マイクロコンピュータでは情報の検出と判断および適切な動作指令の生成が行われる.機械の場合,動作の指令はアクチュエータにより運動へと変換され,その運動を通し機械が環境へ与えた作用は,搭載したセンサーにより取り込まれる.機械制御ではこのような一連の処理を通して使用者の利用目的に合った動作を実現するように機構と制御を設計・製作することが必要となる.
本演習では,実際にワンチップマイコンボードを利用し,簡単なロボットを製作する.ロボットの動きにテーマを与え,それにあうような機能を生み出す機構と制御を実際に設計・製作することで,マイコンボードによる制御の仕組みとその使用方法,コンピュータでの情報処理とプログラミング,モータ・センサー・機械部品の利用方法などを実践的に学習する.
演習での取り組みはグループ単位とする.グループ内での分担作業を通じて,協調性,計画性,リーダ/フォロワシップ,および演習最後の発表会・競技会を通じたプレゼン技能,資料作成能力,表現力などを養う機会を提供する.
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到達すべき 目標
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・プログラム開発環境が使いこなせる ・パラレル・ポートが使いこなせる ・タイマ・カウンタが使いこなせる ・モータの速度制御ができる. ・各種センサの値を取り込み,その数値の意味が理解できる. ・センサー情報による動作の切り替えができる. ・ロボット動作の問題点を自分たちで発見できる. ・発見できた問題点の解決方法について考案できる. ・グループ内で協調できる. ・筋道だったプレゼン資料を分かりやすく作成できる ・発表と質疑応答ができる.
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授業計画と 準備学習
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第1回 概要,プログラム開発環境 第2回 パラレルポートの使用法とその応用 第3回 タイマカウンタの使い方 第4回 タイマカウンタの応用 第5回 機構① 第6回 機構② 第7回 AD変換の使い方 第8回 センサー情報の検出 第9回 行動設計 第10回 グループ学習① 第11回 グループ学習② 第12回 グループ学習③ 第13回 グループ学習④ 第14回 グループ学習⑤ 第15回 発表会・競技会① 第16回 発表会・競技会②
※進捗状況による変更有り
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授業実施方法
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA等配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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便宜,演習に使用する教室を開放し,機材を貸し出す.
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成績評価の 方法
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毎回提出するレポートを中心に,演習への取り組み姿勢,発表会・競技会でのプレゼンなどを総合的に判断する.
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到達度評価 の観点
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・テータシートをみて,マイコンを思い通りに利用できたか ・C言語によりロボットの動作をプログラムできたか ・自分自身で,問題発見,作業計画,問題解決ができたか. ・グループでの共同作業ができたか ・自分達の意見や考え方をプレゼンにより他者に伝えることができたか
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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・前後半にグループ分けして実施する. ・授業の実施形態:原則,対面授業で行う. ・必要事項は,TACTで連絡する. ・担当教員との連絡等は,学務情報システムの中の「オフィスアワー」に掲載.
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