シラバス参照

開講年度 2025 
授業科目名 現代生物学(実践生物化学) 
授業科目名(英文) Modern Biology 
担当教員

竹森 洋

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 自然科学(生物学) 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 月曜日 4時限 全共 22
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZSI331100 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2025&semekikn=1&kougicd=1ZSI331100 
科目ナンバリング  



授業概要
 我々が普段なにげなくふれている食品・化学物質は、様々な規制により安全性が担保されている。大学で学ぶ基礎科学を将来実用化する際にも、同様な規制をクリアーし安全性を担保したうえで普及させなければならない。その一方で、医薬品のように、活用実態により安全性と有効性のバランスで評価されるべき製品群も存在する。
 本講義では、様々な商品(物質)の性質やその活用法を理解したうえで、個々の商品に対する規制の根拠と実情を学習する。加えて、身近な商品・製品を取り上げて、自らでそれらの特性及びクリアーすべき規制を確認し、今後大学で学習する基礎科学の意義と習得知識を実用化へ役立てる練習を行う。
 また、レポートを添削し、異分野の人々に知識を普及する練習も行う。安全性及び品質保障は、生理活性物質・食材の分野のみならず、機械・情報産業等様々な分野で必要となる。その意味で本授業は生物・化学系の内容ではあるが、異分野の受講生が、将来様々な分野で活躍するための技術・方法を模索する手段の1つとして学ぶ。 
到達すべき
目標
 食品・食品添加物・医薬部外品・医薬品などの違いを理解できるようになる。自らの力で食品添加物・化学物質・医薬品等の基礎知識を習得する方法を獲得する。特に、商品開発に必要なの承認項目や必要書類を検索・入手し、自らの力で何を証明・担保する必要があるかを理解できるようにする。そして、それら項目を文章(レポートを介して)にすることで、伝える能力を備える。特に異分野の人々へ、必要な要件を確実に伝える能力を養成する。 
授業計画と
準備学習
最近の商品・製品の開発動向を踏まえ、講義の内容は前後することがある。
1 最近の話題、医薬品開発の現状について (製薬企業勤務の経験談)
2 生理活性物質とは (薬の標的について)
3 化合物の体内吸収と分解・排泄(グレープフルーツと薬を一緒に摂取できない訳・プロドラッグとは)
4 最近承認された難病治療薬について (作用機序と副作用の解説)
5 癌とは・抗癌剤とは (作用の機構と、低分子性抗癌剤の昔と現在について。細胞治療に関しての現状)
6 免疫機能の異常で起こる病気について (難病とは)
7 医薬品開発のトレンド(アンメットメディカルニーズと健康保険「日本と海外の違い」)
8 治験とは・治験承認書とは
9 承認申請書の入手方法と、内容の読解法
10 今後の細胞治療と薬価について
11 医薬品と一般大衆薬の違い
12 医薬部外品の承認に関して
13 食品に関する規制
14 機能性表示食品・特保の違い
15 予備・総括

内容は年度ごとの業界の話題により、前後します。 
授業実施方法
対面  
ライブ遠隔  
オンデマンド  
ブレンド型:対面と遠隔を組み合わせた授業          
その他:自由記入欄に具体的に記述ください。                                           
自由記入欄 岐阜大学の学生は対面ですが、体調が悪いときや遠隔実施も行うため講義はTeamsへ録画します。 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど,学生による対話や発表  
フィールドワーク,キャリア実習(インターンシップ),ものづくり等の体験型学習  
図書館やラーニングコモンズなど,教室以外の場所を活用  
ゲストスピーカーの招聘  
TACT,Teams を活用した授業と学習支援          
レポートの添削や提出物の返却               
その他                                             
レポートは計3回です。最初は赤字で添削し、2回目は校閲機能で添削します。3回目はよくない時のみ添削します。 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
事前学習型授業  
反転授業(オンラインを活用した事前学習)  
調査学習・フィールドワーク  
グループワーク/対話・議論型授業  
プレゼンテーション  
PBL(問題解決型,プロジェクト型)  
授業前・授業後レポート  
その他                                             
 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA等配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目「https://www.gifu-u.ac.jp/images/02/b_kiban2013.gif」  
進める力:   計画力   実行力   管理力  
伝える力:   傾聴力   発信力   状況把握力  
考える力:   課題発見力   創造的思考力   論理的思考力  
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
自宅や図書館での情報検索を実施してもらいます。 
成績評価の
方法
2回目と3回目のレポートを評価し最終成績とします。 
到達度評価
の観点
レポートの評価点は、添削後の改善度合いも指標の1つです。そのため、最終レポートは重要となります。

判定基準は、上記100%を基礎とし、受講生の情報発信力が
S(秀): 新聞記事と遜色ないレベルであり、科学的根拠を理解できる。
A(優): 科学的根拠を誤解なく伝えることができる。
B(良): 専門的知識を有する聴衆には理解できる。
C(可): 論旨は科学的に間違ってはいない。
D (不可): 論旨が科学的に間違っている。または、出席日数不足 及 レポート提出の不備。

これら判定は絶対評価軸がないため、Dを除いては、初回から最終レポートまでの上達度も考慮します。また、場合によっては、学生さんと相談した後に最終判断することもあります。 
テキスト
テキスト
(詳細)
資料はPDFとしてTACTにアップします。印刷よりもタブレットやスマートホンで講義中に資料を確認することを勧めます。 
参考文献
参考文献
(詳細)
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
特に無し。スマートフォンを利用していない受講生は事前に連絡してください。
原則、対面で講義しますが、状況によってはオンラインにします。
連絡は TACT経由でお願いします。TACTが機能しない場合は、takemori.hiroshi.r7 (アットマーク)f.gifu-u.ac.jp
岐阜大以外の学生さんは、原則、オンラインまたはオンデマンデドとするが、教室の空き具合では対面も可とする。この場合はメールで相談します。 


PAGE TOP