シラバス参照

開講年度 2025 
授業科目名 環境計算化学特論 
授業科目名(英文) Computational Chemistry for Environment 
担当教員

橋本 智裕

科目開講学部・学科 地域科学研究科 
科目区分 専門科目 
科目分類 自由選択科目(地域政策) 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 後学期 木曜日 4時限 地共 研究室
授業の形態 講義 
単位
履修コード 2QWB50580 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2025&semekikn=1&kougicd=2QWB50580 
科目ナンバリング RESPOS5541 



授業概要
現在の化学研究では、化学試薬を使用した実験的研究だけでなくコンピューターを利用した計算化学的・理論化学的研究もさかんに行われている。計算化学的・理論化学的手法は実験結果の解釈だけではなく、実験的手法では困難な対象に対しても適用することができる。近年環境問題への社会的関心が高まる中、環境中の複雑な化学現象を取扱う際に計算化学・理論化学的手法を利用することで大量の化学試薬の使用を避けることは有意義である。
この授業では、数理化学特論で学んだ内容を発展させて、実際に分子軌道計算の演習を行いながら、より精度の高い理論的取り扱いについて学ぶ。 
到達すべき
目標
(1) 分子軌道計算において、電子相関を考慮することの重要性を理解している。
(2) 量子化学計算プログラムを用いて、電子相関を考慮した分子軌道計算を実施することができる。 
授業計画と
準備学習
1. ガイダンス、復習
2. Hartree-Fock近似の問題点
3. 電子相関
4. 電子状態と電子配置
5. 配置間相互作用法
6. 多体摂動法
7. クラスター展開法
8. 密度汎関数法
9. 量子化学計算プログラム
10. 分子軌道計算実習(1)
11. 分子軌道計算実習(2)
12. 分子軌道計算実習(3)
13. 分子軌道計算実習(4)
14. 分子軌道計算実習(5)
15. 分子軌道計算実習(6)

この講義を履修するにあたって、数理化学特論で学んだ内容をよく確認しておくこと。 
授業実施方法
対面  
ライブ遠隔  
オンデマンド  
ブレンド型:対面と遠隔を組み合わせた授業          
その他:自由記入欄に具体的に記述ください。                                           
 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど,学生による対話や発表  
フィールドワーク,キャリア実習(インターンシップ),ものづくり等の体験型学習  
図書館やラーニングコモンズなど,教室以外の場所を活用  
ゲストスピーカーの招聘  
TACT,Teams を活用した授業と学習支援          
レポートの添削や提出物の返却               
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
事前学習型授業  
反転授業(オンラインを活用した事前学習)  
調査学習・フィールドワーク  
グループワーク/対話・議論型授業  
プレゼンテーション  
PBL(問題解決型,プロジェクト型)  
授業前・授業後レポート  
その他                                             
 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
専門用語に関しては、日本語と英語を併用することがある。 
TA,SA等配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目「https://www.gifu-u.ac.jp/images/02/b_kiban2013.gif」  
進める力:   計画力   実行力   管理力  
伝える力:   傾聴力   発信力   状況把握力  
考える力:   課題発見力   創造的思考力   論理的思考力  
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
化学的知識、計算化学技術、論理的思考力 
授業時間外
の学習
授業後、復習をおこなうことが望ましい。 
成績評価の
方法
レポートと平常点で総合的に評価する。

レポート(60%)、平常点(40%) 
到達度評価
の観点
(1) 分子軌道計算における電子相関を考慮することの重要性についての理解度はレポートにより評価する。
(2) 量子化学計算プログラムを用いて電子相関を考慮した分子軌道計算を実施することができたかは、授業への参加度およびレポートにより判断する。 
テキスト
テキスト
(詳細)
適宜資料を配付する。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『Modern Quantum Chemistry』  A.Szabo and N.S.Ostlund  ‎ Dover Publications  1996  978-0486691862 
2. 『Computational Chemistry, 3rd Edition』  E.G.Lewars  Springer-Verlag  2016  978-3319309149 
3. 『Quantum Chemistry, 3rd Edition』  A.J.Thakkar  Inst of Physics Pub Inc  2021  978-0750338257 
参考文献
(詳細)
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
【オフィスアワー】
 在室の場合はいつでも可

【連絡先】
 [居室]地域科学部A棟206

【授業の実施形態について】
 対面授業でおこなう 


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