授業概要
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18世紀イギリスの滑稽小説を日本語訳で読むとともに、その作品が広く読まれた背景事情を、主に18世紀イギリスの文化状況の視点から考察する予定です。
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到達すべき 目標
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一つの文学作品を時間をかけて読み込むことで、その作品を生んだ文化的背景に関する理解を深めること、でしょうか。
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授業計画と 準備学習
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テキストとしては、ローレンス・スターン(Laurence Sterne)の小説『トリストラム・シャンディ』(1759-67)を取り上げる予定です。(受講者の顔ぶれによっては、ほぼ同時代の別の作家の作品を取り上げる場合もあります。)原書は18世紀の英語で書かれているため、この授業では原則として日本語の翻訳を用いる予定ですが、これも受講者の顔ぶれによっては原書で読むことがあるかもしれません。毎回、参加者による発表という形でテキストを読み進めながら、その文化的背景について議論します。どういうペースで作品や関連文献を読んでいくかは受講者との会話の成り行き次第で決まっていくので、「第○週にはテキストの△ページから□ページまでを扱う」という厳密な予定を立てることは不可能です。ところがなんと現代日本の大学では、15回の授業の各週にどういう内容を扱うかが記載されていなければシラバスとして不完全であると見なされるようなので、シラバスを不完全にしないために以下の無内容な「授業計画」を書いておきます。こうした不毛な形式主義の愚かさを面白がる人にこそ受講していただきたい授業です。
第1回:授業計画についての相談、および受講生との相談に基づく1週目の授業 第2回:受講生との相談に基づく2週目の授業および脱線 第3回:受講生との相談に基づく3週目の授業および脱線 第4回:受講生との相談に基づく4週目の授業および脱線 第5回:受講生との相談に基づく5週目の授業および脱線 第6回:受講生との相談に基づく6週目の授業および脱線 第7回:受講生との相談に基づく7週目の授業および脱線 第8回:受講生との相談に基づく8週目の授業および脱線 第9回:受講生との相談に基づく9週目の授業および脱線 第10回:受講生との相談に基づく10週目の授業および脱線 第11回:受講生との相談に基づく11週目の授業および脱線 第12回:受講生との相談に基づく12週目の授業および脱線 第13回:受講生との相談に基づく13週目の授業および脱線 第14回:受講生との相談に基づく14週目の授業および脱線 第15回:受講生との相談に基づく15週目の授業および脱線
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授業実施方法
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA等配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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作品を読み、発表の準備をしてもらいます。学期末にはレポートを執筆してもらいます。
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成績評価の 方法
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成績評価の対象となるのは、授業時の発表(55%)と学期末のレポート(45%)です。
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到達度評価 の観点
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到達目標「一つの文学作品を時間をかけて読み込むことで、その作品を生んだ文化的背景に関する理解を深めること」を、授業での発表および学期末レポートによって評価します。評価を行うにあたってもっとも重視する点は、受講者が作品の理解に基づいて自分自身の主張をどこまで展開できているかです。
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テキスト
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『トリストラム・シャンディ(上)』
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ロレンス・スターン
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岩波書店
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1969
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4003221214
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2.
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『トリストラム・シャンディ(中)』
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ロレンス・スターン
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岩波書店
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1969
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4003221222
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3.
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『トリストラム・シャンディ(下)』
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ロレンス・スターン
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岩波書店
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1969
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4003221230
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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