シラバス参照

開講年度 2024 
授業科目名 航空宇宙生産技術(品質工学) 
授業科目名(英文) Intelligent Production Technology for Aerospace(Quality Engineering) 
担当教員

伊藤 和晃

皆川 一二

科目開講学部・学科 工学部 
科目区分 航空宇宙 
科目分類 航空宇宙生産技術 
対象学年 3年生 
開講学期・時間割・教室 後学期 月曜日 5時限 工 106
授業の形態 講義 
単位
履修コード 2TTVG211A0 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2024&semekikn=1&kougicd=2TTVG211A0 
科目ナンバリング  



授業概要
・企業での“品質不具合”は企業の命取りになり、“品質”は企業の最重要課題である。そのために、技術者は「品質力」を有することが必須である。本『品質工学』では、企業の技術者に必須である「品質力」とそれを支える『17の品質手法』を学び、身に付けた人材となることを目標としている。
 具体的には、デンソーで、トヨタ7、トヨタ2000GTなど自動車用燃料噴射装置を50年間開発した経験から品質の大切さを説明する。さらに、企業での新製品開発から量産そして市場における、技術者が身に付けなくてはならなく、かつ即役立つ「品質力」について講義する。本「品質力」を大学で講義するのは 皆川先生の講義のみである。 
到達すべき
目標
・新製品開発から量産そして市場対応までに、あらゆる企業の技術者に必須な『品質力』の考え方を理解・習得する。 
授業計画と
準備学習
 1回:宇宙機・航空機・自動車における『重大事故事例』から考える。
 2回:『品質力』とは何か?を学ぶ。
 3回:『品質管理(QC)』の考え方及び『品質保証』の考え方を学ぶ。
 4回:開発部門の『品質つくり込み』の考え方を学ぶ。
 5回:製造部門の『品質つくり込み』の考え方を学ぶ。
 6回:品質保証部門の『品質つくり込み』の考え方を学ぶ。
 7回:仕事の良否判断の決め手『自工程完結』の考え方を学ぶ。
 8回:製品の寿命を考える『信頼性』の考え方を学ぶ。
 9回:データ整理の基本『QC七つ道具』『新QC七つ道具』の考え方を学ぶ。
10回:問題解決の基本となる『QCストーリー』と改善の基本『KPT(けぷと)』を学ぶ。
11回:品質不具合の根本的対策に役立つ『なぜなぜ分析』の考え方について学ぶ。
12回:『航空機産業における品質マネジメントシステム』の考え方を学ぶ。
13回:データを見える化する『統計的品質管理(SQC)手法』の考え方を学ぶ。
14回:“なぜその設計をしたか?”を徹底討議する『デザインレビュー』の考え方を学ぶ。
15回:『品質工学』おさらいをし、さらに、技術者としての心得を学ぶ。 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACTを活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
・講義は講師作成のテキストを使用し講義する。
・毎回課題及び自由意見を提出して頂き、次の講義時回答する。 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
1.各講義後の課題を解答することにより、『品質工学』をより身に付ける。
2.講義の後半では演習と議論を行い、『品質工学』を体得する。
3.技術者としての心得を身に付ける。
    ・夢を持て!
    ・ピンチをチャンスに!
    ・絶対あきらめない!
4.本講義を受講することにより、一流の技術者の仲間入りすることができます! 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA等配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
・熱意と提案をする技術者心を育成する。
 ・夢を持て!
 ・ピンチをチャンスに!
 ・絶対あきらめない! 
授業時間外
の学習
・各講義後の課題を解答することにより、『品質工学』をより身に付ける。
・課題自由欄に自由意見をどんどん記入して下さい。⇒講師が学生一人ひとりに回答します。 
成績評価の
方法
1.総合評価
  総合評価点 = 期末試験得点 × 課題提出率 × 課題得点

2・課題:毎回課題を出します。

3.期末試験:①記述問題 ②選択問題 ③計算問題 があり
         テキストは見ないで行う 
到達度評価
の観点
1.評価

  上記総合評価点で判定する
  秀:90点以上
  優:80~89点
  良:70~79点
  可:60~69点
  不可:60点未満 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『品質の教科書』  皆川一二  日経BP社  2020  978-4-296-10705-6 
テキスト
(詳細)
1.講義内容を一冊にまとめたテキストも使用する。製本実費相当額として初回講義前に1,600円を徴収する。
2.サブテキストとして、上記『品質の教科書』を使用する。講義開始前に購入されたし。
(出版社の紹介文)
品質力は生命線 トヨタグループ必須の17の品質管理手法を伝授!
トヨタグループが必須とする「17個の品質管理手法」について体系的に1冊にまとめました。
本書を読めば、日本企業の生命線である「品質力」を磨き上げ、品質トラブルを未然に回避できます。
各品質管理手法について、「何のために必要なのか」「どのような場面で使うのか」「どのように使ったよいのか」について、実務的な視点で分かりやすく解説しています。
17個の品質管理手法は有機的に連携させて業務に活用することで、初めて品質トラブルの発生を未然に防ぐ効果を発揮します。そのため、本書は業務で使いこなす視点にこだわって品質管理手法を解説しました。
技術者はもちろん、経営者から社員まで幅広い方にお勧めできる本です。

 ■目次
 第1章 揺らぐ日本メーカーの品質
 第2章 品質の基本的な考え
 第3章 技術者に必須の「品質力」と「17の品質手法」
 第4章 仕事の品質つくりこみ
 第5章「もの」の品質つくりこみ 仕組みづくり
 第6章「もの」の品質つくりこみ ものづくり-開発設計段階-
 第7章「もの」の品質つくりこみ ものづくり-製造段階-
 第8章 インタビューで学ぶ品質管理手法 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『日経ものづくり』  皆川一二  日経BP社  2016   
2. 『インターネット』  皆川一二  日経BP社  2019   
3. 『設計力こそが品質を決める』  寺倉修  日刊工業新聞社     
4. 『設計力を支えるデザインレビューの実際』  寺倉修       
参考文献
(詳細)
1.「技術者塾インタビュー・人気講師 皆川一二氏に聞く!「一流設計者」に必須の品質」、日経ものづくり、2016年2月号PP116~119
2.ネットにて 日経BP 皆川一二 で検索すると「品質力」に関する、多数のインタビュー記事が掲載されている。 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
1.毎回講義する内容は、一流企業で、一流の技術者が日常的に実施し、かつ、即役立つ内容ばかりです。
 特に学生のみなさんには、企業に入社し、即戦力となれるように、その考えをしっかり身につけて頂きたい。
2.疑問、不明点については、積極的に質問して下さい。(毎回の課題の末尾に自由意見記入欄を設けています。)
3.日本で唯一の「品質力」講座を一人でも多くの方が受講されることを期待します。
4.『品質力』は皆川先生の商標登録用語です。 登録第6242382号です。
5.授業の実施形態:原則、対面授業で行いますが、名大生、一般社会人は遠隔授業(Zoom)で受講できます。
6.意見交換の確保:
    ①課題の中に自由意見欄を設けますので、何でも記入して下さい。⇒講師が一人ひとりに回答します。
    ②TACTにても意見交換の機会を設けます。
7.次のことに留意願います。
  ・事前にTACTを確認願います。
  ・必要事項は、TACT等で連絡致します。 


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