授業概要
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気候変動影響や生物多様性の損失が深刻な中、社会課題の解決において自然を活用した解決策(Nature-based Solutions: NbS)が世界的に注目されており、その具体的方策の一つとしてグリーンインフラの社会実装が各地で行われています。グリーンインフラは単に生物保全や緑地環境整備の目的にとどまらず、包括的な課題解決策として様々な現場で工夫がされており、大学のキャンパス緑地もそのような活用が期待されています。 本講義では 体験と討論のセットで学びを深めるスタイルを通して、キャンパス緑地の管理課題や活用策を理解するとともに、グループワークを通して環境保全とより良い学びや交流の環境としてのキャンパスにするためのアイデア創出を行います。最終レポートは個人が考える岐阜大学キャンパスの緑地環境改善提案を提出していただきます。
<教員からのメッセージ> グリーンインフラは自然が持つ様々な機能を賢く利用しながら、現代社会において環境、経済、社会にまつわる複雑な課題に対し、様々なトレードオフやシナジー関係を考慮して、包括的な課題解決をめざす土地利用及びインフラ整備・管理にかかる新しいアプローチです。環境分野専攻の学生に限らず、様々な専門分野を学ぶ学生にとって有益な学びとなるでしょう。また体を動かし、体験を通じてグリーンインフラの本質をつかむ、ユニークな講義です。能動的に学びを深めたい人にうってつけの科目です。
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到達すべき 目標
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・グリーンインフラの導入が必要とされる社会的背景を理解し、その必要性を説明できる。 ・グリーンインフラが人々のウェルビーイングと環境保全に果たす役割や機能について説明できる。 ・グリーンインフラのもつ多面的機能を体験的に理解したうえで、自分の言葉でその概要を説明できる。 ・グリーンインフラを活用した課題解決を通した大学キャンパスの改善案を具体的に提案できる。
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授業計画と 準備学習
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1 ガイダンス~グリーンインフラとキャンパスエコロジー 2 岐阜大キャンパスマスタープランとキャンパスツアー(体験) 3 岐阜大キャンパスマスタープランとキャンパスツアー(討論) 4 フィールドワーク:緑地管理の実践(体験) 5 フィールドワーク:緑地管理の実践(討論) 6 フィールドワーク:環境保全視点でのキャンパス活用(体験) 7 フィールドワーク:環境保全視点でのキャンパス活用(討論) 8 フィールドワーク:温暖化対策視点でのキャンパス活用(体験) 9 フィールドワーク:温暖化対策視点でのキャンパス活用(討論) 10 フィールドワーク:防災視点でのキャンパス活用(体験) 11 フィールドワーク:防災視点でのキャンパス活用(討論) 12 フィールドワーク:健康・保健視点でのキャンパス活用(体験) 13 フィールドワーク:健康・保健視点でのキャンパス活用(討論) 14 まとめの討論 社会生態システムと参加・協働のデザイン①(グループワーク) 15 まとめの討論 社会生態システムと参加・協働のデザイン②(発表会・試験相当)
※体験活動には、キャンパス緑地整備などの奉仕活動を含みます。 ※スケジュールや内容は一部、変更の可能性があります。健康・保健視点の一部の講義は土日開催の可能性があります。
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授業実施方法
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA等配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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参考書ならびに関連資料に目を通すほか、関連する最近のニュース等に注目しておいてください。
<質問への対応方法> 原則、TACTを通じたメッセージで質問等を受け付けます。
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成績評価の 方法
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講義への参加態度(20%)、グループ発表(40%)、最終レポート(40%)
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到達度評価 の観点
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・課題発見力:キャンパス緑地やグリーンインフラをめぐる現状を分析・把握し、課題を明らかにすることで解決に取り組む準備ができている。 ・論理的思考力:キャンパス緑地やグリーンインフラについて、自然および人間社会の両面から物事を分析、統合、比較、関係づけて論理立てて思考することができる。 ・創造的思考力:生態系と人間活動の関係を踏まえた上で、課題解決につながる新たな発想を生み出すことができる。 ・計画力:課題解決のプロセスを理解した上で、課題解決に向けた計画が立案できる。 ・実行力:目的を設定し、他者と協働して実行することができる。 ・管理力:目的に向かって、自身やチームの行動や活動をコントロールできている。 ・傾聴力:相手の意見を理解しながら聞くことができる。 ・発信力:客観的な事実や観察を元に、自分の意見を分かりやすく伝えることができる。 ・状況把握力:自分と周囲の関係性を理解し、その場の状況が把握できる。
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『決定版! グリーンインフラ』
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グリーンインフラ研究会ほか (編集)
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日経BP
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2017
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978-4822235222
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2.
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『実践版! グリーンインフラ』
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グリーンインフラ研究会ほか (編集)
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日経BP
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2020
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978-4296106752
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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【「現代環境学(社会とエコロジーの接点)」を単位修得した学生は履修不可】
本科目は原則講義日に実施しますが、一部のカリキュラムで土日での実施が含まれる場合があります。 フィールドワーク(体験学習)の際には動きやすい服装、汚れてもよい服装を準備してください。
本科目は「次世代地域リーダー育成プログラム」の初級段階科目の対象(地域活動科目群)です。特に 環境リーダーコースの選択必修科目の一つに位置付けられています。
上級段階へのステップに進むために、その他の科目を含め計画的に8単位以上修得する必要があります。詳しくは地域協学センターパンフレット、もしくは教員までお問合せください。 https://www.ccsc.gifu-u.ac.jp/
本科目は岐阜県第6次岐阜県環境基本計画に基づき、県環境生活部の支援を受けて実施されています。
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