シラバス参照

開講年度 2018 
授業科目名 小児看護論 
授業科目名(英文)  
担当教員

杉浦 太一

科目開講学部・学科 医学部(看護学科) 
科目区分 専門科目 
科目分類 その他 
対象学年 2年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 月曜日 2時限 看護 講義室2
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1NSB01381 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2018&semekikn=1&kougicd=1NSB01381 
科目ナンバリング  



授業概要
新生児期から思春期にある子どもとその家族を対象とする小児看護の理念と特徴について学び、小児期の成長・発達の特徴を身体的・生理的および心理社会的側面から捉えるための知識を身につけ、成長・発達の評価方法についても学ぶ。また、小児は親および家族と切り離せないという特徴を持つことから、小児を養育する家族の機能と役割、および小児に関する保健・福祉の施策について学んでいく。特に、小児期の成長・発達に関しては、少子化のために子どもと関わる経験が少ない学生も多いため、ビデオによる視覚的な教材を用いて、少しでもイメージできるようにして学習を深める。 
到達目標
・小児看護の特殊性と役割を説明できる。
・小児期の成長・発達の特徴と評価方法、および栄養と食生活の特徴を発達段階(新生児期・乳児期・幼児期・学童期・思春期)に沿って説明できる。
・小児の成長・発達と起こりやすい事故の特徴と予防について説明できる。
・母子保健政策と関連する法律について説明できる。
・小児期に罹患しやすい感染症の特徴と予防接種の意義・種類・注意事項を説明できる。
※各回の詳細な学習目標は、第1回目の冒頭と各回の授業の初めに説明する。 
授業計画と
準備学習
第1回 (準備学習:特にない)
 1.小児看護の特徴と役割
 2.小児と家族に関する諸統計
 3.小児と家族をめぐる法律と施策
第2回 (準備学習:パーセンタイルとは何か、平均値と標準偏差とは何か)
 1.成長・発達の定義と原則、発達理論
 2.成長・発達の評価方法
 3.小児にとっての家族
第3回 (準備学習:髄液産生と髄液の流れ、頸椎・胸椎・腰椎・仙椎の数と彎曲)
 1.小児期の栄養と食生活
 2.新生児期の成長・発達
第4回 (準備学習:第2回に配布したデンバーⅡ予備判定表による生後1年までの成長発達)
 1.乳児期の成長・発達
 2.乳児期の生活と健康問題
 3.乳児の養育と看護
第5回 (準備学習:第2回に配布したデンバーⅡ予備判定表による幼児期の成長発達)
 1.幼児期の成長・発達
 2.幼児期の生活と健康問題
第6回 (準備学習:チャイルドビジョンによる5歳児の視野体験)
 1.幼児期の生活と健康問題
 2.幼児の養育と看護
第7回 (準備学習:子どもが引き起こした事件に関するニュースを2つ見つける)
 1.学童期の成長・発達
 2.学童の養育と看護
 3.思春期の成長・発達
 4.思春期の生活と健康問題
 5.思春期の看護
第8回 (準備学習:第5回に提示した課題のレポート作成、提出)
 1.課題の内容に関するフィードバック 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
AIMS-Gifuを活用した授業と学習支援                          
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
授業中に十分言及できない、またはできなかった内容については、授業中および授業の最後に言及するので、各自学習を進めて、子どもの成長発達について理解を深めてほしい。言及した部分は定期試験の試験範囲であり、場合によっては言及した部分に関する学習成果の提出を求めることがある。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
特に「人々の尊厳と権利を擁護できる能力」、「総合的・全人的に人間を理解する能力」については理解がしづらい小児という存在を理解しやすくするために、ビデオ教材などを活用していく。
「自主性と創造力をもち,主体的に判断・実践できる問題解決能力」については、基盤的能力にも関連するが、学生自身の自主的な活動を尊重し、学生からのアクションには適切にレスポンスをしてけるようにしていく。 
授業時間外
の学習
準備学習に課すレポート課題だけでなく、第5回の授業後にレポート課題を課す。特に第5回目に課すレポートは、ビデオ(DVD)の場面観察によって作成するレポートであることと、貸し出せるビデオ(DVD)には数に限りがあるため、計画的に授業時間外を有効に利用して欲しい。
定期試験の試験範囲で授業中に十分言及できない、またはできなかった内容については、授業中および授業の最後に言及するので、各自学習を進めて、子どもの成長発達について理解を深めてほしい。 
成績評価
1.課題レポート(15%)
2.筆記試験(85%) 
到達度評価
方法
到達目標の到達度は、課題レポートの内容および筆記試験の結果で評価する。特に第5回に課すレポートでは、個々の学生の独自性が表れているとよいと思う。課題レポートは、ネットからのコピペに対しては厳正に対応する。また、友人たちと一緒に作成するレポートもあるかもしれないが、一字一句同じと受け取れるレポートや、考察部分の文言がほとんど同じと判断できるレポートに対してはネットからのコピペと同様に厳正に対応する。 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[1] 小児看護学概論/小児臨床看護総論[第13版]』  奈良間美保  医学書院  2015  978-4-260-02002-2 
2. 『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 小児看護学[2] 小児臨床看護各論[第13版]』  奈良間美保  医学書院  2015  978-4-260-01990-3 
テキスト
(詳細)
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『ナーシング・グラフィカ 小児看護学① 小児の発達と看護[第5版]』  中野綾美  メディカ出版  2015  978-4-8404-4918-2 
参考文献
(詳細)
上記以外の参考文献は、授業中に適宜示す。 
備考
【受講者へのメッセージ】7.5回の授業であるため、欠席回数には十分注意すること。遅刻も程度によっては欠席とみなすことがあります。出席状況はAIMSで公開しますので各自確認しながら望んでください。また、授業中は限られた時間内で非常に多くの内容について言及するため、学生自らが質問をしていかないと学びを深めることが難しくなります。質問にはできる限り答えるだけでなく、受講者全員に知ってもらう必要のある事柄については、次の回の授業またはAIMS上で伝えます。

【オフィスアワー】木~金曜日の17:00~18:00
※仕事の都合上、不在にすることもあるので、事前にメール連絡することが確実です。


【連絡先】

 [居室]502(杉浦研究室)

 [電話]058-293-3224

 [メール]sugiura@gifu-u.ac.jp 


PAGE TOP