授業概要
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本講義では、健康の関わる市民的教養の内容とともに、教材・教具論、教授行為論など、具体的な指導方法・技術を身につけていただくことをねらっている。 題材としては、子産み・子育て、水俣病、薬害、ハンセン病、脳死移植、HIV/AIDS、死刑制度、ホスピス、原発と放射能汚染、戦争の記憶など、人間の「生・性・政と死」に関わる諸問題を取り上げる。 講義では、「歴史的追体験」「一人語り」「音楽朗読劇」「劇的手法」など、市民が教養を身につけていくために有効な方法論についても実践的に学んでいただけるようにしたい。 小・中・高校生を対象とした「〈いのち〉と性の教育」については、私がこの20数年間に開発した教材(楽曲を含む)、全国各地でおこなっている実践を「模擬授業」形式で紹介する。 社会に出たときに、受講生のみなさんが一人の市民として、いのちと健康に関わる問題について見識ある発言ができるようになっていただけたら、と願って講義をすすめていくつもりである。
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到達目標
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健康に関する市民的教養の中身を理解し、それを教材化するための方法論について理解する。
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授業計画と 準備学習
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1.〈いのち〉と人権の健康教育」学への誘い(第1週) 2.「出生率」の変化にみる〈生と性と政〉(第2週) 3.「水俣病」に学ぶ旅(第3~4週) 4.「脳死・臓器移植」と自己決定(第5週) 5.「薬害」はなぜ繰り返されるのか?(第6週) 6.劇的手法:犯罪加害者と被害者家族の対話の試み(第7週) 7.一人語り:HIV/AIDSと共に生きる(第8週) 8.音楽朗読劇:戦争と〈いのち〉 -「加害」の記憶を伝える(第9週) 9.音楽朗読劇:椰子の実の詩 -「ハンセン病」の記憶(第10週) 10.音楽朗読劇:原発と放射能汚染 -「フクシマ」の記憶(第11週) 11.「LGBT」という生き方(第12週) 12.「〈いのち〉と性の教育」の理論と実践(第14~15週) 13. 評価とまとめ:「〈いのち〉と人権の健康教育」学の構想(第16週)
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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成績評価
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毎回の講義終了時にアナウンスする「予想問題レポート」(3日以内に送信)と、期末の「論述レポート」(最終講義時に実施)により評価する(40%:60%)。 とくに「予想問題レポート」は講義時の伝えるので、欠席しないこと。 「最終講義」にやむを得ず欠席す場合は、講義開始時刻前に連絡(下記アドレス)すること。
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到達度評価 方法
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既習の知識を活用したり、友人・家族の知恵を借用したりして、的確な「予想」と「理由」がレポートに記されているかどうかで評価する。(0点~40点) 「論述レポート」は、毎回の講義終了時に書く「まとめ」を活用して、4問の論述問題に的確に答えられているかどうかで評価する。(0点~60点)
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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備考
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