授業概要
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小児看護学分野におけるこれまでの学習内容を基盤に、臨地実習を通して、健康障害をもつ子どもと家族の特徴を理解し、適切な看護を展開するための基本的な能力と態度を養う。とくに、子ども・家族を中心とした視点に立ち、その子どものニーズに応じた個別的な看護を行うことに重点を置く。病棟における受け持ち患児への看護展開を中心に、外来やNICU等の見学実習を含めた学習の中で、小児看護の役割と機能について理解を深める。
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到達目標
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1)健康障害をもつ子どもの成長発達の特徴を説明でき、発達段階に応じた適切な日常生活援助を実習指導者及び教員の助言・見守りのもとで実施できる。 2)小児期の健康障害や特有の症状、治療の特徴と子どもに及ぼす影響について説明できる。 3)健康障害をもつ子どもの家族の特徴と支援について説明できる。 4)健康障害や入院が子どもと家族に及ぼす影響をふまえて、適切な看護を計画・実践・評価できる。 5)健康障害をもつ子どもの成長発達段階に適したコミュニケーションをとることができる。 6)健康障害をもつ子どもの日常生活における感染予防、安全の確保、事故防止について配慮・実践できる。 7)医療・保健・福祉の連携の重要性について説明できる。 8)健康障害をもつ子どもと家族にケアを提供する看護専門職としてふさわしい社会性及び態度をとることができる。
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授業計画と 準備学習
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【実習場所】岐阜大学医学部附属病院、長良医療センター、岐阜市民病院 【実習方法】 1)入院中の患児を受け持ち、看護過程を展開する。状況に応じて、見学・課題実習を行う。 2)実習時間は、原則として9:00~16:00とする。 3)臨地での実習は、月曜から木曜とし、木曜にはケースカンファレンスを行う。 4)金曜日は帰校日とし、自己学習又は学内カンファレンスを行う。 5)実習開始の前の週の週末(またはその前日)に、実習オリエンテーションを行う。 【実習記録】 記録は所定の記録用紙に記録し、実習最終日の17:00までに提出する。 ・事前学習Ⅰ、Ⅱ ・基礎情報Ⅰ、Ⅱ ・情報の分析と解釈 ・全体像 ・看護計画 ・日々の記録 ・実習総括
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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事前のオリエンテーションにより小児看護の特徴をふまえた実習上の注意点(事故防止や感染予防、コミュニケーション等)を具体例を交えて伝えることで、学生自身が意識し注目できるように促している。カンファレンスでは、子どもや家族への看護について学生同士で話し合い、問題解決できるよう促している。受け持ち実習以外にも見学実習等をとりいれ、小児看護への視野を広められるよう促している。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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・受持ち事例の看護過程の展開や、見学実習、課題実習にあたって、教科書はもちろん看護系・医学系を中心とした文献・資料を参照する。とくにアセスメントや看護計画、日々のケアやかかわりにおいては、専門誌等に掲載されている事例報告(ケーススタディー)も参考にするとよい。 ・自己の課題の発見と行動の修正に向けて、日々の実習体験(子どもや家族とのかかわり、スタッフからの助言等)による気づきや学び、疑問について実習記録に整理しふりかえりを行う。
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成績評価
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・実習内容、実習態度、記録物により評価する。 ・学生による自己評価や実習指導者からの情報を評価の参考にする。 ・実習への出席、ならびに記録物の提出及び大学からの貸与物品の返却が、評価の前提条件となる。
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到達度評価 方法
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到達目標1)~8)について、受け持ち患児・家族へのかかわりと看護実践の様子、記録物の内容、カンファレンスにおける発言により評価する(学生による自己評価、実習指導者からの情報を参考にする)
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テキスト
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『系統看護学講座 専門Ⅱ 小児看護学1小児看護学概論・小児臨床看護総論』
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奈良間美保他
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医学書院
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2015
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2.
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『系統看護学講座 専門Ⅱ 小児看護学2小児臨床看護各論』
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奈良間美保他
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医学書院
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2015
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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実習オリエンテーションや実習中に必要に応じて提示する。
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備考
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