シラバス参照

開講年度 2019 
授業科目名 技術と技術者の倫理II(電気電子・情報工学科) 
授業科目名(英文) Technology and engineering ethics II 
担当教員

麻田 祐一

打田 憲生

柏倉 伸男

金子 美博

草刈 圭一朗

田岡 直規

高津 正吉

高羽 浩

寺尾 貴道

速水 悟

春田 要一

山口 忠

山口 正隆

新村 昌治

科目開講学部・学科 工学部 
科目区分 教養科目 
科目分類 複合領域 
対象学年 3年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 金曜日 2時限 全共 103
前学期 金曜日 2時限 全共 26
前学期 金曜日 2時限 全共 2C
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZFU403110 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2019&semekikn=1&kougicd=1ZFU403110 
科目ナンバリング  



授業概要
電気電子工学および情報工学専門技術分野における技術者倫理を考え、

1. 技術者が直面するモノづくり現場の倫理課題
2. 倫理課題に対する「認識・対処・評価」サイクル
3. グローバルに拡がるモノづくり現場の倫理課題

を解決する方法を学ぶ。

【電気電子コース】
・髙津が担当する12コマ目から16コマ目までを記す:
電気電子技術者が将来実務上で直面するであろう倫理上の幾つかのテーマについて、新聞記事を元にしてその背景や原因、対処等を多面的な切り口で考え論議する。⑫不正な利益、⑬製品のリコール、⑭賄賂と受容可能な贈り物、⑮組織の中の技術者、⑯グローバル化に伴う技術者のあり方

【情報コース】
12コマ目~15コマ目は、各教員の専門等による話題を提供する。

【応用物理コース】
第12回~第15回においては、各教員が具体的な事例について解説する。 
到達目標
1. 技術と工学の違い、技術者とは何かを理解する
2. 社会における技術者の責任がどのようなものか理解する
3. 技術者倫理の基本の理解と感受性の向上を図る
4. 望まれる技術者像を知る

【電気電子コース】
・髙津が担当する12コマ目から16コマ目までを記す:
★自分の考えを言葉として表出し、相手に伝える事ができる。
★他者の考えを聴いてそれを受け入れ、自分の考えを補強、修正することが出来る。

【情報コース】
講義を通して得られた内容に関して自身が考えるところを文章にまとめる。

【応用物理コース】
授業で得られた内容に関して、文章にまとめる。 
授業計画と
準備学習
第1回 ガイダンス、技術の専門職という立場 (打田憲生)
第2回 誠実な仕事 (打田憲生)
第3回 (田岡直規)
第4回 (田岡直規)
第5回 技術知の戦略 (山口正隆)
第6回 組織における技術知と情報 (山口正隆)
第7回 (麻田祐一)
第8回 (麻田祐一)
第9回 義務と同意・説明責任 (春田要一)
第10回 透明性の確保、安心、技術と法 (春田要一)
第11回 技術専門知の役割 (春田要一)

【電気電子コース】
第12回 技術者が直面する問題(図面データの流出)(高津正吉)
第13回 技術者が直面する問題(石油ファンヒータのリコール)(高津正吉)
第14回 技術者の倫理と判断をめぐる問題(原子力安全委員会への寄附)(高津正吉)
第15回 技術者の倫理と判断をめぐる問題(品質データの偽装、改ざん)(高津正吉)
第16回 技術者の倫理と判断をめぐる問題(ブリジストン・ファイヤストーン事件他)(高津正吉)

【情報コース】 
第12回 企業の社会的責任と EU 一般データ保護規則(速水 悟)
第13回 ゲーム理論に基づく倫理の形成(草刈圭一郎)
第14回 ガチガチ・カントな技術者倫理(金子美博)
第15回 パテント・トロール(山口 忠)
第16回 予備日

【応用物理コース】
第12回 科学とエセ科学について(新村昌治)
第13回 科学技術とその危険性(柏倉伸男)
第14回 出版倫理について(寺尾貴道)
第15回 宇宙探査における技術者倫理(高羽浩) 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
AIMS-Gifuを活用した授業と学習支援                          
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
【電気電子コース】
★質問を投げかけ学生諸氏の考えを表出しながら論議を促す。
★課題について自分の考えを”紙”に書く機会を提供する。

【情報コース】
★多くの事柄に関して例を挙げて解説する。興味のあることを発見したら、自分で調べること。

【応用物理コース】
★レポートを作成する上で、学生同士が互いに対話する、或いは気がついた問題点について自分達で積極的に調べる様に促す。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
成績評価
【電気電子コース】
第1回-第11回: 課題レポートを10点満点で5回評価し、合計点数を65点分とする。
第12回-第16回: ★”それぞれのテーマに沿った課題を提示し、自分の考えをレポート用紙に記入する”ことを課す。本レポートの提出を持って評価する。尚、本レポートは講義の中で記述するため、欠席者は書く機会がないため減点となる。
以上、第1回-第16回の合計100点のレポートにて評価する。

【情報コース】
第1回~第11回: 各課題レポートの合計点数を65点分とする。
第12回~第15回: 各課題レポートの合計点数を35点分とする。
以上、第1回~第15回の合計100点のレポートにて評価する。

【応用物理コース】
第1回~第11回: 各課題レポートの合計点数を65点分とする。
第12回~第15回: 各課題レポートの合計点数を35点分とする。
以上、第1回~第15回の合計100点のレポートにて評価する。 
到達度評価
方法
【電気電子コース】
★5テーマの課題に対して3つ以上のレポートがある事。

【情報コース】
課題レポートにより到達度を評価する。

【応用物理コース】
課題レポートにより到達度を評価する。 
テキスト
テキスト
(詳細)
【電気電子コース】
★自作の「テキスト」を使います。

【情報コース】
特になし。

【応用物理コース】
特になし。 
参考文献
参考文献
(詳細)
【電気電子コース】
技術者の倫理入門 第4版 杉本泰治、高城重厚 丸善出版
技術者倫理の世界 第2版 藤本 温 編著 森北出版
はじめての工学倫理 第2版  斎藤了文、坂下浩司 昭和堂 
備考
【重要】後半の各コースに分かれて行う講義には、必ず自分のコースの講義に出席すること。 


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