シラバス参照

開講年度 2019 
授業科目名 岐阜の自然(地質・活断層と水環境) 
授業科目名(英文) Nature of Gifu Prefecture, geology, active faults and water environment 
担当教員

神谷 浩二

篠田 成郎

大谷 具幸

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 複合領域 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 火曜日 4時限 全共 103
前学期 火曜日 4時限 全共 25
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZFU440240 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2019&semekikn=1&kougicd=1ZFU440240 
科目ナンバリング  



授業概要
岐阜県には、日本の縮図と呼ぶべき地質や活断層、水環境がある。地質では、日本最古の石、日本最古の地層があり、種類も多様である。活断層では、1891年濃尾地震のときに動いた根尾谷断層が世界に紹介され、その後の地震の理解に大きく貢献した。水環境では、清流長良川などの源流から河口までがあり、また地下水に恵まれた地域でもある。これらの豊かな自然について理解を深めるとともに、ふだんは意識をすることの少ない地質や活断層、水環境について知ることにより私たちの身近に潜んでいる問題点を学ぶことが、本授業のねらいである。
 また、講義で紹介する複数の博物館の中から、いずれか1つを見学し、その内容をレポートにまとめて報告することにより、自らレポートのテーマを設定し、自ら学び、自らその内容をとりまとめる、といった能動的な学習を行う。これにより、主体的に学ぶ能力を身につけることを目指す。 
到達目標
・岐阜の地質、活断層、水環境を理解する。
・岐阜の地質、活断層、水環境に関して、私たちの身近に潜んでいる問題点を学ぶ。
・主体的に学ぶ能力を身につける。 
授業計画と
準備学習
1.はじめに(担当:大谷)
2.地質:岐阜県は日本列島の縮図-20億年前の石ころから最近の地層まで(担当:大谷)
3.地質:岐阜に眠る地下資源(担当:大谷)
4.活断層:1891年濃尾地震と根尾谷断層-そのとき何が起きたのか(担当:大谷)
5.地質:岐阜の活火山(担当:大谷)
6.地質・活断層と水環境:濃尾平野の形成(担当:大谷)
7.水環境:木曽川水系における流域の空間構造-木曽三川流域の構成要素(担当:篠田)
8.水環境:温暖化・気候変動と流域内水収支-洪水・渇水に及ぼす影響(担当:篠田)
9.水環境:人間活動と流域内水環境-河川水質に及ぼす影響(担当:篠田)
10.水環境:濃尾平野の地下水と地盤沈下(担当:神谷)
11.水環境:岐阜県における地下水の役割(担当:神谷)
12~14.博物館実習(3回分の授業に相当) 教員が提示した複数の自然系博物館の中から、受講生がどれか1つを選び、各自で博物館を見学して、その内容をレポートにまとめて報告する
15.総まとめ授業、及び理解度認定 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
AIMS-Gifuを活用した授業と学習支援                          
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
講義で紹介する複数の博物館の中から、いずれか1つを見学し、その内容をレポートにまとめて報告することにより、自らレポートのテーマを設定し、自ら学び、自らその内容をとりまとめる、といった能動的な学習を行う。また毎回の講義では,各担当教員よりレポート課題を出題する。ここで課される内容には、講義で得られた知見の整理に留まらず、受講者自身による新たに得られた関心・疑問に基づく自発的な調査および考察が含まれる。これらにより、主体的に学ぶ能力を身につけることを目指す。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
博物館実習は授業時間外に実施し、博物館の入館料と交通費は受講生が各自で負担する。また、授業時間外の学習として課題等を課すことがある。 
成績評価
理解度認定(50%)・課題(20%)・博物館レポート(30%)により総合評価する。授業への取り組みを評価対象とすることもある。 
到達度評価
方法
理解度認定・小テストでは、基本的な現象を理解している場合は次第点、ある現象を自らの言葉で論理的に説明できる場合は高得点を与える。レポートでは、自らの言葉で見学内容をきちんと報告している場合は及第点、受講生にとって新たに理解した点を論理的に説明している場合は高得点を与える。 
テキスト
テキスト
(詳細)
教科書は指定しない。参考書を講義の中で紹介する。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『みのひだ地質99選』  小井土 由光  岐阜新聞社  2011  978-4877971670 
2. 『ひだ・みの活断層を訪ねて』  岐阜県活断層研究会  岐阜新聞社  2008  978-4877971267 
3. 『濃尾平野の地盤―沖積層を中心に (ジオテクノート)』  地盤工学会「濃尾平野の地盤―沖積層を中心に」編集委員会  地盤工学会  2006  978-4886442154 
参考文献
(詳細)
参考文献はいずれも図書館にある。 
備考
履修条件等:学研災・学研賠等の学生保険に加入していること
講義資料の事前掲示:講義資料は事前にAIMS上に掲載するので、受講生が各自で印刷をして持参すること 


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