シラバス参照

開講年度 2021 
授業科目名 デザイン思考序論 
授業科目名(英文) Design Thinking Introduction 
担当教員

真貝 里絵

三輪 真一

森部 絢嗣

川瀬 真弓

科目開講学部・学科 自然科学技術研究科 
科目区分 講義 
科目分類 研究科共通科目 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期(後半) 水曜日 1時限
前学期(後半) 水曜日 2時限
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ULL006702 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2021&semekikn=1&kougicd=1ULL006702 
科目ナンバリング  



授業概要
■重要■
受講する学期 第1ターム,第2ターム
・自分の学籍番号末尾が奇数の場合 → 第1ターム受講該当者 →第1回目(4/14以降視聴開始)
・自分の学籍番号末尾が偶数の場合 → 第2ターム受講該当者 →第1回目(6/9以降視聴開始)

■ Dear Foreign Students
The international student class will be held only in the second semester starting June 2021, and will be conducted by Prof. Marju in English. Details will be announced later. If you wish to join, please contact Ms. Kawase,(mkawase@gifu-u.ac.jp).

■授業概要
・デザイン思考の手法を使って話し合い,人間中心に問題を見つける創造的な問題解決能力を高めることを目的とする.
・授業はオンラインで実施する.

〔第1回:オンデマンド型授業〕デザイナーによる動画教材から,社会におけるデザインの意義,社会におけるデザイン思考の必要性を理解し,実際にデザイン思考を使って話し合って課題解決するときの方法を学ぶ.ナレ先生,真貝先生,松本先生の動画を順に視聴すること.
例えば,第1ターム受講者は,課題は4/26までに所定の場所に提出する.提出先はTeamsで周知しま
す.第2ターム受講者にも授業期間が近づいたら周知いたします.

〔第2回~第4回:遠隔授業かつリアルタイムに話し合いを実施〕本授業で扱うデザインの課題は,社会の課題のような抽象度の高いものを対象とする.どこから手を付けたらよいかわからない状態から進め,問題を定義しながらデザインの課題に変換し,ゴールを実現するために考える仮説を構築する取り組みを実践する.

・本授業で,デザイン思考を習得し,共創しながら未来の課題を発見し,解決策を構成する能力・方法を獲得することを期待している. 
到達すべき
目標
(1) デザイナーによるデザイン思考の基礎理論,デザイン思考を使って開発設計された事例,デザイン思考を使ったグループでの実践方法を理解する:動画教材を視聴して理解した内容をまとめる(デザイナーによるデザイン思考の理論説明,事例紹介).
(2) デザイン思考を使って人間中心設計に取り組む:人工物を使うユーザーの立場で問題を捉え,ニーズを特定し,要件の定義をグループで特定する手法を習得する(デザイン思考を使った演習).
(3) 新しいアイデアやコンセプトを生成する:グループで情報共有しながら発散と収束の思考活動の動きに着目して思考をコントロールしながら主体的に創造的な問題解決を進める(話し合いのコントロール).
(4) (1)~(3)を駆使して,独創的,有用なアイデアを生成して創造的な問題解決策を提案する(創造的な問題解決). 
授業計画と
準備学習
「デザイン思考序論」は,水曜日の1限目・2限目で実施する必修の共通科目です.21年度は次のスケジュールで実施します.第1回のみオンデマンド型授業実施しますので,各自動画教材を視聴し,課題に取り組んでください.提出先はTeamsでお知らせします.

<第1ターム:学籍番号の末尾が奇数の方>
第1回(4/14)〔オンデマンド〕動画教材:デザイナーによるデザイン思考理論,事例の理解
第2回(4/28)〔リアルタイム〕デザイン思考演習
第3回(5/12)〔リアルタイム〕デザイン思考演習
第4回(5/26)〔リアルタイム〕デザイン思考演習

<第2ターム:学籍番号の末尾が偶数の方>
第1回(6/9)〔オンデマンド〕動画教材:デザイナーによるデザイン思考理論,事例の理解
第2回(6/23)〔リアルタイム〕デザイン思考演習
第3回(7/7)〔リアルタイム〕デザイン思考演習
第4回(7/21)〔リアルタイム〕デザイン思考演習

【各自でTeamsのクラスへ登録】
Teamsへの登録は,AIMSに提示しますので各自申請してください.また,授業の情報はすべてTeamsから発信しますので,Teamsに登録した後,情報が通知されるよう以下を読んで通知が届くように設定してください.(設定といってもほんの少しの作業―クリックするだけです)
<通知が届くようにする設定方法>
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/%E9%80%9A%E7%9F%A5%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8F%E3%81%B9%E3%81%8D-6-%E3%81%A4%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8-abb62c60-3d15-4968-b86a-42fea9c22cf4 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
レポート,アンケートによる理解度の確認 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
・ デザイン思考の基礎理論,実践方法,事例について:個人学習の場合は理解の深度を確認します.新しい事項の確認については,対象について捉え直し,ポイントを簡潔にまとめる課題を用意します.課題をとおして対象を捉え直し,自身の知識を構築することを期待しています.
・ 授業に関する内容の質問を受け付けます.  
使用言語
日本語  
英語  
その他  
For Foreign Students: Please contact mkawase@gifu-u.ac.jp if you wish to join in English. 
TA,SA配置
予定
TAによる授業支援                                      
SAによるピアサポート                                    
その他                                             
 
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
・ 創造的思考を育成するにあたり,認知活動である問題解決能力に焦点をあて,独自性,有用性のある新しいアイデアを生成する活動を実践する.
-具体的には,デザイン思考,人間中心設計の理論を用いてアイデアを見える化し,アイデアの発散と収束を繰り返して進めてもらいたい.
・ 問題解決能力を自身で構築するためにはアクティブラーニングの姿勢が欠かせない.問題解決能力の方略を構築するには,方略についてわかったことを記述する思考活動とアプトプット活動が欠かせない.自身の理解度をリフレクションファイルに毎時記入し,確認すること. 
授業時間外
の学習
・〔オンデマンド時〕動画教材を視聴し,期日までに課題を提出する
・〔遠隔+リアルタイム授業〕グループ演習後,次の話し合いまでに調べ学習,アイデアの整理など成果物の質を高める工夫を話し合って進める 
成績評価の
方法
・ 2/3以上の出席がない場合,成績をつけない
・ オンデマンドで学習するとき:課題提出することで出席扱いとする.ただし課題提出は,提出期日を厳守すること.期日までに課題が提出されない場合,課題の意図が理解できていないものとし,欠席扱いとする.
・ 小課題30%,グループ演習開始時,グループ参加度30%,資料作成への参加度20%,最終課題20% 
到達度評価
の観点
【学習内容:再掲】
(1) デザイナーによるデザイン思考の基礎理論,実践方法,事例を理解する:動画教材を視聴して理解した内容をまとめる(デザイナーによるデザイン思考の理論説明,事例紹介).
(2) デザイン思考を使って人間中心設計に取り組む:人工物を使うユーザーの立場で問題を捉え,ニーズを特定し,要件の定義をグループで特定する手法を習得する(デザイン思考を使った演習).
(3) 新しいアイデアやコンセプトを生成する:グループで情報共有しながら発散と収束の思考活動の動きに着目して思考をコントロールしながら主体的に創造的な問題解決を進める(話し合いのコントロール).
(4) (1)~(3)を駆使して,独創的,有用なアイデアを生成して創造的な問題解決策を提案する(創造的な問題解決).

【到達度評価の手順】授業前アンケートで学習内容の(1)~(4)について現状を記入し 5段階で評価する.また授業後アンケートで(1)~(4)について問う.学んだ内容を沢山書き出してもらいたい.
【到達度評価の5段階】学んだ項目に対し,5段階で評価し学びの足跡を説明できるようにする.
 5段階:学んだことを使いこなしているレベル
 4段階:学んだことを使っているレベル
 3段階:学んだことを使おうとしているレベル
 2段階:学んだことを使っていないレベル
 1段階:教材・授業の説明に正対していないレベル 
テキスト
テキスト
(詳細)
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある』  シンシア・スミス  英治出版  2009   
2. 『なぜデザインが必要なのか――世界を変えるイノベーションの最前線』  エレン・ラプトン他  英治出版  2012   
3. 『デザイン思考が世界を変える〔アップデート版〕 イノベーションを導く新しい考え方』  ティム・ブラウン  早川書房  2019   
4. 『システム×デザイン思考で世界を変える 慶應SDM「イノベーションのつくり方」』  前野隆司他  日経BP社  2014   
参考文献
(詳細)
1.現場に住んで人々の暮らしと行動を観察してから現地で使い続けられるシステム・ものを提供することを明示した良書
2.なぜデザインが必要なのか,問題が変化していることに気づくことが最も重要であることを示唆した良書
3.IDEOのやり方を普及することになった名著.
4.グループで話し合う代表的な方法論を図鑑的に知ることができる本 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
授業の実施形態:遠隔授業で実施します.
遠隔授業の実施方法:
・オンデマンド型の遠隔授業の場合,Teamsに動画教材を掲載し,いつでも視聴できるようにする.またいつでも質問を受け付けるようにする.教材の理解度を確認する課題を課し,課題提出によって出席するとともに内容を読み採点する.
・リアルタイムで遠隔授業を実施する場合,Teams による双方向同時配信型の授業を実施する. 


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