シラバス参照

開講年度 2022 
授業科目名 医療者教育学 
授業科目名(英文)  
担当教員

今福 輪太郎

川上 ちひろ

早川 佳穂

西城 卓也

科目開講学部・学科 医学系研究科(看護学) 
科目区分 共通科目 
科目分類 医学系研究科 看護学専攻 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前期(集中・随時) その他 未定
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1HMK03005 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2022&semekikn=1&kougicd=1HMK03005 
科目ナンバリング  



授業概要
この科目では、医療者として学生や若手医療者の教育・育成に携わるときに必要な基本的教育アプローチを学ぶ。具体的にはやる気や深い学びをもたらす教授方法、的確な学習者評価の在り方、教育プログラムのデザインについて学習することができる。それらを自らのこれまでの教育実践を振り返り、学んだ新しい学習コンテンツとすり合わせたり、仲間と教育実践を共有しあいながら意見交換をすることを通じて、学びを深める科目である。岐阜大学医学教育開発研究センターが全国の多様な職種から構成される医療者教育者に提供しているオンラインコースに参加するものである。令和4年4月11日から、本科目の参加者が対象となるセッションが始まるので、それまで4月8日(金曜日)までに申請することが求められる。 
到達すべき
目標
1.教育・学習実践における問題点を同定し改善計画を立案できる。
2.やる気を引き出す学ばせ方について問題点と改善計画を仲間と議論できる。
3.評価の原則の観点から、自身の評価活動の問題点と改善計画について仲間と議論できる。
4.学習プログラムの構成要素と成果を振り返りつつ、多角的にプログラムを評価する方法を議論できる。
5.多職種の医療者と協調的にオンライン学習することができる。 
授業計画と
準備学習
●~4/11
〇オリエンテーション(授業の目的・意義)(西城・今福・早川)
●4/11~5/1(オンラインでの課題提出とチャット機能によるディスカッション)
〇学習者はどのように学び、そしてどのように教育者に導かれるのか。現在のご自身の教授法や評価法の取り組みを、様々な教育理論を踏まえて議論します。 (西城・今福・川上・早川)
・課題A:学習者はどのように学んでいるのか? -やる気、関わり、深い学び-
・課題B:教育者は学びをどのように捉えるべきか? -学習者の評価のあり方-                   
●5/9~5/29(オンラインでの課題提出とチャット機能によるディスカッション)
〇これまでの議論や課題を通して得た新たな「気づき」をもとに、明日からの教育プログラムを「築き」あげることを目指します。(西城・今福・川上・早川) 
・課題C:教育プログラムをデザインする -魅力あるコースの構築-
・課題D:明日からの教育者としての新たな実践                              ●6/3 オンラインワークショップ(Zoom)17時~20時(参加必須)
ここまで学習してきた仲間たちが一同にオンラインで集い、これまでの学びを振り返りながら議論します。またデザインした教育プログラムでの実践をやりっぱなしで終わらせないために、その教育実践をどのように解釈すべきかを学びます。(西城・今福・川上・早川) 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
ウェブ会議システム、e-ラーニングシステム/Moodleの利用 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
*オンライン上でのチャットによる意見交換を行う。
*ワークショップにおいてグループ討議を多用する。
*相互の教育実践を開示しあい、お互いに意見交換しあう。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
TAによる授業支援                                      
SAによるピアサポート                                    
その他                                             
 
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
問題解決能力
協働的学習・自己主導型学習
自己を含めた評価能力 
授業時間外
の学習
提示された学習課題について、各自の自主学習とオンライン上のチャットディスカッションを通じて、事例における教育的な問題の同定・改善計画の策定を検討する。 
成績評価の
方法
提出されたプロダクト
オンライン学習時の討論内容と参加状況
ワークショップでのパフォーマンス 
到達度評価
の観点
上記の各観点についてルーブリックを用いた評価を行う 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『医療教育ABC-学び方、考え方 』  吉田一郎訳   篠原出版新社   2004    
テキスト
(詳細)
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『行動主義から構成主義 』  西城卓也   医学教育.43(4)   2012    
2. 『正統的周辺参加と認知的徒弟制 』  西城卓也   医学教育.43(4)   2012    
3. 『医学教育者が備えるべき教育能力 』  西城卓也,田川まさみ   医学教育.44(2)   2013   
4. 『魅力的な学習と効果的な教授方法① 』  西城卓也,菊川誠   医学教育.44(3)   2013    
5. 『魅力的な学習と効果的な教授方法② 』  菊川誠,西城卓也   医学教育.44(4)   2013    
参考文献
(詳細)
上記以外に
・田川まさみ,西城卓也:医学教育における学習者の評価①.医学教育.44(5),345-357,2013
・錦織宏,西城卓也:医学教育における学習者の評価②.医学教育.44(6),429-438,2013
・田川まさみ,西城卓也,錦織宏:カリキュラムの開発.医学教育.45(1),25-35,2014 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
●医学教育開発研究センターのフェローシップ・プログラムの一部として,看護学科修士課程学生を対象として開講する。
●令和4年4月11日から、本科目の参加者が対象となるセッションが始まるので、4月8日(金曜日)を目途に申請することが望ましい。
●履修を希望・検討する方には授業ガイドブックを配布しますので、看護学科事務までご連絡下さい。 


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