シラバス参照

開講年度 2022 
授業科目名 化学 I 
授業科目名(英文) Chemistry I 
担当教員

和佐田 裕昭

科目開講学部・学科 地域科学部 
科目区分 専門基礎科目 
科目分類 専門基礎共通科目 
対象学年 2年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 金曜日 2時限 地域 語学演習室
前学期 金曜日 2時限 情報館 3F学生演習室
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1R0K30110 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2022&semekikn=1&kougicd=1R0K30110 
科目ナンバリング RESEXX2031 



授業概要
 物質の渦中で生活する現代人にとって、身近に存在する物質や身のまわりで起きる化学現象に関心を持ち、正しく理解することは、現代社会を知る上で最も大切なテーマのひとつである。物質を扱う学問として、化学はこのための手段と方向を指し示す。
 この授業では、化学の基礎として、原子や分子の性質を理解する方法等について解説する。

 地域科学部2年生向け科目「化学演習」と「化学実験」は、化学Iと関連しているので、これらの科目を履修する学生は、化学Iも併せて履修することを強く推奨する。 
到達すべき
目標
 (1)イオン化エネルギーや電気陰性度等といった化学の基本的な概念を理解する。
 (2)井戸型ポテンシャル中の電子について説明できる。
 (3)簡単な分子について分子軌道の概略図を理解して描ける。
 (4)基本的な軌道相互作用や化学結合について説明できる。 
授業計画と
準備学習
  1、ガイダンス、全体の概略
  2、化学現象の本質
  3、波動関数
  4、原子軌道
  5、水素様原子
  6、多電子原子
  7、イオン化エネルギーと電子親和力
  8、電気陰性度
  9、分子のモデルとしての井戸型ポテンシャル(1)
 10、分子のモデルとしての井戸型ポテンシャル(2)
 11、分子軌道
 12、分子軌道法および演習(1)
 13、分子軌道法および演習(2)
 14、軌道相互作用
 15、化学結合、まとめ

 ※ 授業の進度と受講生の理解に応じて、一部コンピュータを用いた実習を行う可能性がある。
 ※ 講義開始に先立った準備学習は必要ない。 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
 すべての化学系科目では、講義の受講と併せて、受講者自らが手を動かして熱化学方程式や量子力学的な各種演算等に関する「アクティブ」な演習を行うことで、知識の定着、応用力向上が達成されるので、必要に応じて講義内容に関する「アクティブ」な演習にも取組ませることで、受講者の「意欲的な学び」を促進する。さらに、講義内容に関する演習等の実施のなかで、受講者自らが興味のあるテーマを見つけた場合には、それに関しても自由に探求させて、学生の「意欲的な学び」の促進につなげる。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 専門用語に関しては、日本語と英語を併記することがある。 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 化学に関する授業内容を「傾聴」するとともに、いくつかの「課題」を「実行」することで、化学の「論理」を「把握」し、化学に関係した「基盤的能力」と「専門的能力」が高まるように指導する。 
授業時間外
の学習
 毎回の講義を受講後、短い時間であっても復習を行うことが望ましい。予習は行う必要はない。 
成績評価の
方法
 地域科学部の成績評価基準により、授業参加度(50%)、レポート(50%)として、総合的に5段階で評価する。 
到達度評価
の観点
 (1)イオン化エネルギーや電気陰性度等といった化学の基本的な概念の理解度は、レポートにより評価する。
 (2)井戸型ポテンシャル中の電子についての説明力は、レポートにより評価する。
 (3)簡単な分子について分子軌道の概略図についての理解度は、レポートにより評価する。
 (4)基本的な軌道相互作用や化学結合についての説明力は、レポートにより評価する。 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『基礎量子化学』  友田修司  東京大学出版会  2007  9784130625043 
テキスト
(詳細)
 授業に際して、教科書とは別に詳細な解説を配布する。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『Introduction to Quantum Mechanics』  David J. Griffiths  Cambridge University Press  2018  978-1107189638 
参考文献
(詳細)
 必要に応じて紹介する。 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
 【受講者へのメッセージ】
    授業を通じて疑問等が生じた場合などは、すぐに授業担当者に質問すること。

 【オフィスアワー】
    在室の場合はいつでも可。

 【連絡先】
   〔研究室〕地域科学部 A205。

 【授業の実施形態】
    すべて「対面授業」で行う。 


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