授業概要
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人間の発達とは、生まれてから死ぬまでの生涯にわたる長い変容のプロセスを指し、人生のステージごとに直面する課題も多岐にわたる。そこで本講義では、社会的にも注目を集めている若者・青年期の「自立」という課題に焦点化しながら、「発達とは何か」「発達を支える基礎的・社会的条件とは何か」を考えていく。 講義では、発達についての概念理解から始め、若者の自立にまつわる現状把握および支援の実態について、適宜具体的な事例にも触れつつ展開していく。
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到達すべき 目標
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●人間の発達という複雑な課題に対し、一つの価値観だけに囚われることなく、多面的かつ複合的な理解ができるようになることを目指す
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授業計画と 準備学習
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毎回の授業では、「応答編」と「概要編」の二部に分け行なう。 「概要編」でトピックの概略を説明した後、受講生の意見・感想をもとに、次週の「応答編」で内容理解を深めていく形式であり、受講者の関心に即し、適宜本題の展開にも修正を加えていく。
【発達の概念】 1.イントロダクション~生涯発達論と青年期発達~ 2.さまざまな「発達」概念 3.「発達」の相互性・両義性 4.「できる」ということ
【「大人になる」ということ】 5.「依存」から「自立」へ? 6.〈学校から仕事へ〉の移行 7.親子関係における移行 8.社会的排除と「ひきこもり」
【若者支援】 9.若者支援政策 10.若者支援の実践現場 11.若者支援の「専門性」 12.「支援」とは何か
【発達保障の基礎条件】 13.新たな生き方・働き方の模索 14.「自立」を支える基盤
15.全体のまとめ
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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●毎回の授業ごとに、各自の関心・論点をシートに記入し、回収する。そこで示された論点に基づき、次回の講義冒頭で振り返りと応答を行なう。 ●随時、テーマに即して関連文献や実践現場を紹介するとともに、地域で主催されている各種学習会・セミナー等の案内を行ない、自主的な学習機会の保障に努める。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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●随時、テーマに即して関連文献や実践現場を紹介するとともに、地域で主催されている各種学習会・セミナー等の案内を行ない、自主的な学習機会の保障に努める。 ●授業で学んだ観点を、日常生活のなかに応用して捉えてみる態度を促す。
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成績評価の 方法
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講義ごとの意見・感想と、レポート課題により、本講義内容の理解度で100%評価する。
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到達度評価 の観点
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『「若者支援」のこれまでとこれから』
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若者支援全国協同連絡会
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かもがわ出版
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2016
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4780308228
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2.
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『「若者/支援」を読み解くブックガイド』
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阿比留久美ほか
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かもがわ出版
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2020
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4780310788
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3.
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『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』
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児美川孝一郎
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日本図書センター
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2011
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4284304445
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4.
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『人が人のなかで生きてゆくこと』
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中西新太郎
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はるか書房
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2015
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4434209175
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5.
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『すべての若者が生きられる未来を』
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宮本みち子
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岩波書店
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2015
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4000010832
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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基本的には対面実施を前提としつつ、必要に応じてオンライン参加も可能とします。 最初の連絡はAIMSにて送信しますが、通常の連絡事項等はTeamsにて行なうので、案内に従い、登録をお願いします。
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