授業概要
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近世文学とは、一般に江戸時代の文学を指します。江戸時代は約250年続きますが、その間にはさまざまな文学作品が登場します。それらが現在の皆さんの毎日に直接影響することはありませんが、知らず知らずのうちに生活や心にしみこんでいます。この授業では、それを表面に浮き上がらせて現在と過去の関係を学んでもらいたいと思っています。
授業では、必要に応じて作品の読解もしますが、個別の作品を深く読んで分析することよりも、大局から近世文学を捉え、そのバラエティーの豊かさを楽しむことを主眼としています。そして、文学の背景にある当時の社会を、現在と断絶したものでなく、現在とつながるものとして意識する機会を提供したいと思っています。取り上げる作品は、短いものとして俳句(俳諧)、長いものとして小説(戯作)を予定しています。
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到達すべき 目標
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1.近世文学(特に俳句/俳諧と小説)について基本的な知識を得る。 2.文学の背景にある当時の社会(出版環境、恋愛事情等)について知識を得る。 3.近世文学を知ることを通して、現在と過去のつながりを理解する。
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授業計画と 準備学習
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1.ガイダンス、近世とは 2.近世という時代、時代と文学 3.五七五の文芸~日本語と俳句/俳諧 4.五七五の文芸~その成り立ちと歴史 5.五七五の文芸~作品鑑賞と解釈 6.五七五の文芸~自分で作ってみよう 7.五七五の文芸~俳句を英語で 8.五七五の文芸~川柳 9.理解度判定課題(五七五の文芸)、近世小説(導入) 10.近世小説~近世の出版文化 11.近世小説~作者・作品例① 12.近世小説~作者・作品例② 13.近世小説~作者・作品例③ 14.近世小説~作者・作品例④ 15.理解度判定課題(近世小説および講義全体)
クラスの状況により、進度・内容を調整することがあります。授業内での指示やAIMS-Gifuでのアナウンスを聞き逃したり見逃したりしないように注意してください。
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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授業内では個人を指名して発言を求めたり、全員にコメントシートを書いてもらったりします。感染症拡大防止に配慮したうえで、可能な範囲でグループ活動も行いたいと思っています。グループ活動では、意見交換や意見集約の活動をします。
授業の予習・復習として、毎週もしくは隔週授業外課題を課します。AIMS-Gifuで期限を区切って提出してもらいます。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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AIMS-Gifuで授業内容の復習や、次回授業の予習のための課題を出します。これらの課題の提出がない場合、授業への参加が十分ではなかったと判断します。課題の提出には期限を設けます。特別な理由のない限り、提出の遅れは認めません。
授業で扱った文学者、文学作品についての自主的な学びも奨励します。
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成績評価の 方法
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授業貢献度(授業内の個人作業の充実度、グループ活動への活発な参加等):15% 授業外課題(予習/復習、AIMS-Gifuへの課題提出、その内容の充実度):30% 理解度判定課題(テストまたはレポート、2回(予定)):55%
授業貢献度は、授業態度・授業内での発言・個人作業への取り組み・グループ活動の参加度等から、主体的に授業に参加しているかを判断します。
授業外課題は、授業後にAIMS-Gifuで求められる復習や予習の課題です。提出期日厳守です。 理解度判定課題を、学期中および学期末に行う予定です。形式はテストまたはレポートです。詳細は授業で説明します。
授業内容を理解したか、授業内容を踏まえて自分の考えを積み上げられたかを測ります。
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到達度評価 の観点
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到達目標1~3とも、授業外課題と授業内活動(通常の授業参加度、理解度判定課題等)の内容から、受講者が十分知識を得、理解を深めているかを判断します。
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テキスト
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テキスト (詳細)
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使用テキストは定めず、授業担当者が複数の書籍・研究を元に作成したハンドアウト、スライドを使用して授業を行ないます。
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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授業は対面で行います。
授業に関する連絡は、基本的に授業内に口頭または板書で告知します。重要な連絡については、AIMS-Gifuを利用します(AIMS-Gifu掲示板、AIMS-Gifu経由のメール等)。それらを確認し忘れた場合、救済措置はありません。
特別な理由のない限り、以下の学生は本授業の履修の意志を失ったものと判断します。特別な理由がある場合は、事前に教員に申し出ること。
1)欠席が5回になった学生(病欠・忌引については、証明書があれば考慮します) 2)授業外課題の未提出が3回に達した学生 3)理解度判定課題(テストまたはレポート、全2回実施)のいずれかに参加しなかった学生
授業時間内のスマートフォン、携帯電話の使用を原則として禁止します。
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