シラバス参照

開講年度 2022 
授業科目名 現代環境学(生物多様性を支える森林と動物たち) 
授業科目名(英文) Modern Environmental Science 
担当教員

淺野 玄

安藤 正規

石田 仁

楠田 哲士

鈴木 正嗣

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 自然科学(環境学) 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 水曜日 1時限 全共 103
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZSI330530 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2022&semekikn=1&kougicd=1ZSI330530 
科目ナンバリング  



授業概要
わが国の生物多様性国家戦略は、「生物多様性条約に基づき、生物多様性の保全と持続可能な利用に関わる国の施策の目標と取組の方向を定めたもの(環境省のウエッブサイトより)」と位置づけられています。しかし、その記述は,保全に関わる目標や方向のみならず、我が国の現状や課題等にも言及されています。本授業は,「生物多様性国家戦略2012-2020」の記述を基盤に、「森林科学・動物園学・野生動物学的視点から保全生物学」の基礎力習得を目的に企画しました。 
到達すべき
目標
1.保全生物学に関する基礎知識、生物多様性国家戦略の策定経緯を正確に把握する
2.我が国の抱える保全生物学上の諸課題を認識する
3.上記の諸課題の解決に向けての方向性や社会的制度、科学的基盤などに関する理解を深める
4.後に学ぶことになる関連専門科目のための基礎知識を習得するとともに、保全生物学に関わる専門職業人としての考え方や倫理観なども身につける 
授業計画と
準備学習
1.生物多様性国家戦略の策定経緯と理念
2.生物多様性を理解するための生態学的基礎知識①
3.生物多様性を理解するための生態学的基礎知識②
4.生物の多様性とは?
5.わが国の生物多様性を脅かす3つの危機
6.生物多様性の危機 (人間活動の縮小による危機)
7.地球温暖化問題
8.野生動物の保全と管理①
9.野生動物の保全と管理②
10.自然保護と生物多様性と人間活動
11.草食動物による森林の衰退と生態系の保全・復元
12.絶滅のおそれのある種の保全
13.生息域外保全と動物園①
14.生息域外保全と動物園②
15.自然資源としての野生生物 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
講義では,生物多様性に関わる最新情報や報道などを紹介します。もし,理解が難しかったり,疑問が残ったりした場合は,遠慮なくお声がけください。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
TAによる授業支援                                      
SAによるピアサポート                                    
その他                                             
 
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
一般に流布している自然環境や野生生物に関わる「誤解」や「先入観」に関しては,特に留意しつつ詳細に解説し,自身が正確な情報を持つと共に,他者に対し適切な説明を行い得る能力の育成を目指します。 
授業時間外
の学習
成績評価の
方法
期末試験の結果により評価します。期末試験は記述式で,約10問の設問から3ないし5問を選び回答することになります。講義した内容を理解していれば容易に解答できるレベルの問題としますが,採点に当たっては「分かりやすく論理的な説明がなされているか」も重視します。 
到達度評価
の観点
・生物多様性に関連する各種生態学用語を把握しているか?
・国内の野生生物の生息状況や生息環境,森林を取り巻く現状を的確に認識しているか?
・生物多様性の存続を脅かす危機の内容を列挙できるか?
・動物園や水族館の役割を列挙できるか?
・野生生物を包含する「自然資源」の意味や活用上の留意点を説明できるか? 
テキスト
テキスト
(詳細)
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『保全生態学入門』  鷲谷いづみ  文一総合出版  1996  484-8299-3039-X 
参考文献
(詳細)
生物多様性国家戦略2012-2020(http://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/initiatives/index.html) 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
授業の実施形態:すべて対面授業で行います。 


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