授業概要
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私たちにとって身近な自然である里山や水辺は、長い歴史の中で人間の干渉を受けながら形づくられてきた自然生態系です。その成り立ちと人間活動による影響、社会的効用を理解することは、21世紀における人と自然のよりよい関係を構築する上での基本的なリテラシーとなります。
本講義では人と自然の関わりに着目しながら、日本の身近な自然の環境について理解し、将来に引き継ぐために必要な方策について思考を深めることをねらいとします。
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到達すべき 目標
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・里山と水辺の生態系、環境特性、人為的関与について理解し、それらを一体的なシステムとして理解することができる。
・里山と水辺を保全し、将来へつなげるための各セクターにおける実践について、その具体的事例から重要性を理解することができる。
・里山と水辺の現状の課題を分析し、持続可能な形で将来に引き継ぐ上で必要な方策について、自らの言葉で論理的に思考することができる。
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授業計画と 準備学習
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1 ガイダンス(4/12)
<パート1>里山の環境学 2 里山の成立と変遷 (4/19) 3 生態学的にみた里山 (4/26) 4 里山管理を「ぼくらの里山いきものゲーム」を通して考える (5/10) 5 自然の恵み(生態系サービス)とは① (5/17) 6 自然の恵み(生態系サービス)とは② (5/24) 7 SATOYAMAは世界共通語(世界農業遺産、里山イニシアチブ)(5/31)
<パート2>水辺の環境学 8 河川の環境学~里川という考え方(世界農業遺産「長良川の鮎」) (6/7) 9 河川の環境学~森里海の連環 (6/14) 10 海岸・干潟の環境学~里海という考え方 (6/21) 11 水田・湿地の環境学 (6/28)
<パート3>里山と水辺に関わる社会的実践 12 グリーンインフラの活用と里山・水辺 (7/5) 13 行政の課題と取り組み~里山を地域活性化の戦略に生かす (7/12) 14 企業の課題と取り組み~持続可能な購買活動 (7/19) 15 市民活動による保全~モニタリングと保全活用 (7/26)
※講義タイトル、順序については変更の可能性があります。
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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・質問時間あるいはAIMS上に質問掲示板を設け、授業内容の理解を促します。
・現場で課題に取り組んでいる方をゲストスピーカーに呼ぶことで、座学と現場を結び付けられるような機会を提供します。
・レポートに対するコメントを返却し、疑問に答えたり、新たな気づきが得られるようにします。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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参考書ならびに関連文献に目を通すほか、関連する最近のニュース等に注目しておいてください。
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成績評価の 方法
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毎講義の小レポート(30%)、最終課題レポート(70%)
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到達度評価 の観点
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・課題発見力 里山や水辺の現状を分析・把握し、課題を明らかにすることで解決に取り組む準備ができている。
・論理的思考力 二次的自然である里山および水辺の生態系について、自然および人間社会の両面から物事を分析、統合、比較、関係づけて論理立てて思考することができる。
・創造的思考力 里山と水辺の生態系と人間活動の関係を踏まえた上で、課題解決につながる新たな発想を生み出すことができる。
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テキスト
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テキスト (詳細)
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テキストはありませんが、必要な資料や文献は講義中に随時お示しします。
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参考文献
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『観察する目が変わる 水辺の生物学入門』
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西川潮・伊藤浩二
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ベレ出版
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2016
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4860644808
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2.
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『人と生態系のダイナミクス 1 農地・草地の歴史と未来』
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宮下 直 ・西廣 淳
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朝倉書店
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2019
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4254185413
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3.
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『人と生態系のダイナミクス 2 森林の歴史と未来 』
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鈴木 牧・齋藤 暖生・西廣 淳・宮下 直
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朝倉書店
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2019
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4254185421
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4.
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『人と生態系のダイナミクス 4 海の歴史と未来』
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堀 正和・山北 剛久
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朝倉書店
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2021
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4254185448
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5.
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『人と生態系のダイナミクス 5 河川の歴史と未来 』
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西廣 淳・瀧 健太郎・原田 守啓
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朝倉書店
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2021
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4254185456
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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本講義は「次世代地域リーダー育成プログラム」における地域志向科目群に位置づけられており、初級段階のクリアに必要な単位として扱うことが可能です。詳しくは以下のWEBサイトにある最新版のパンフレットをご覧ください。 http://www.ccsc.gifu-u.ac.jp/
本講義は3密対策の上、すべて対面式で行う予定です。
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