シラバス参照

開講年度 2022 
授業科目名 日本語表現I(初級) 
授業科目名(英文) Japanese Expression I 
担当教員

清島 絵利子

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 社会人リテラシー 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前期(集中・随時) その他 未定
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZSL01000 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2022&semekikn=1&kougicd=1ZSL01000 
科目ナンバリング  



授業概要
 初級編は、大学での学習や日常生活でのさまざまな場面で適切な日本語を使い、レポートや論文が執筆できるとともに、よりよいコミュニケーション力も身に付けることをねらいとしています。日本語の基本的な知識を身に付け、思考力を養いながら、進んで表現活動に取り組むことで、日本語力の向上や良好な人間関係を柱とした大学生活の充実を図れる態度を養います。 
到達すべき
目標
1.日本語の正しい知識を身に付ける。
2.大学での学習・研究活動で必要な思考力や文章表現力を身に付け、レポートや論文の執筆ができる。
3.場面や状況に応じて、適切な表現で良好な人間関係を築くことができる能力を身に付ける。 
授業計画と
準備学習
1  ガイダンス:授業の受け方、大学生に必要な日本語表現とは、ノートテイキング
2  待遇表現について(1)〔敬語〕:相手に配慮したことば遣いとは、敬語の考え方と種類、敬語を用いた会話
3  待遇表現について(2)〔ことばの使い分け〕:共通語(標準語)と方言の違い、相手や場面に応じたことばの使い分け、会話におけるルール(相手との距離感を考える)
4  待遇表現について(3)〔非言語コミュニケーション〕:非言語コミュニケーションとは、会話で大事なアクセントやイントネーション、相手が不快にならない話し方
5  Eメールについて:Eメールの性質・特徴を知る、Eメールの書き方、Eメールでのマナーや留意点
6  メディア・リテラシーの基礎:メディアの種類と考察、SNSへの投稿と利用の注意点、情報の読みとり方(フェイクニュースの見分け方など)
7  文章の論理的・批判的な読み方:文章の読み方、アカデミック・リーディング、クリティカル・リーディング
8  文章作成の基本:Wordを使用した書き方、文献や情報検索の方法、正しい引用方法と研究者倫理
9  語彙力をつける:表現方法に応じた語彙の選び方 part1、表現方法に応じた語彙の選び方 part2、わかりやすい文字表記とは
10 語彙力を高める:連語・コロケーションを意識する、類義語を習得する、マップ法で語彙を増やす
11 語をつなげて文を作る(1):適切な文の長さと内容、適切な句読点の打ち方、助詞・接続詞の使い方
12 語をつなげて文を作る(2):語順(主語と述語の関係など)、文と文の結びつき、文末表現の留意点
13 文を連ねて文章を構成する(1):段落の設定、論の展開方法、作文・レポート・論文の違い
14 文を連ねて文章を構成する(2):レポート・論文の種類(型)を知る、レポート・論文の書き方、評価の観点
15 プレゼンテーションの方法:準備・レジュメの作成の仕方、効果的なスライドの作成、プレゼンテーションでの適切な話し方 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
全15回オンデマンド型授業です。
第13回には小論文、第14回には書評レポートを執筆し、第15回には発表用のスライドを作成します。提出後、匿名化したものを学生同士で相互評価します。 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
・第13回目には小論文、第14回目と第15回目には書評レポートと発表用スライドを課題として、AIMSに提出してもらいます。提出物は匿名化し、無作為にレポートを割り当てて、学生同士による相互評価を行います。
・書評レポートの優秀作品は、ご本人の許可を得て、図書館での掲示を行います。
・第15回目には、第14回目に執筆した書評レポートをもとに、発表用のスライドを作成し、他者に向けた発信の方法を学びます。
 ※第13回~第15回の課題提出は必須とします。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
・毎回のスライドで紹介している参考文献を読み、授業内容の理解を深める。
・授業時間外でもe-Learning教材を常に活用し、各自の日本語表現力やコミュニケーション力の向上に努める。 
成績評価の
方法
AIMS上での確認テスト(60%)、小論文・書評レポート・スライドの相互評価課題(40%)によって評価する。

①確認テスト(60%)について
 毎回、3つの項目を学習後、AIMS上で多肢選択式の確認テストを行う。合計100点満点で60点以上を合格とし、次の学習内容に進むことができる。60点以上に到達するまで、確認テストを行う。確認テストは3回まで実施可能で、最高点を成績として保存する。保存された全15回の確認テストの最高点の平均をとり、6割に換算する。

②小論文・書評レポート・スライドの相互評価課題(40%)について
 提出された3つの課題を、匿名化させ、学生同士による相互評価を行う。相互評価した課題は4割に換算する。 
到達度評価
の観点
・基本的な日本語の知識を身に付けることができたか。
・大学での学習や研究活動に必要な思考力や文章表現力を身に付けることができたか。
・場面や状況に応じて、適切な表現でコミュニケーションを図る力を身に付けることができたか。 
テキスト
テキスト
(詳細)
山田敏弘(2016)『岐阜大学生のためのレポート・論文の書き方 2022』岐阜大学教育推進・学生支援機構  
参考文献
参考文献
(詳細)
参考文献やHPは、毎回の授業のスライドに掲載しています。 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
授業の実施形態
・令和4年度入学生必修科目で、AIMSとStreamを使用した全15回オンデマンド型授業です。
・授業の動画はStreamで配信しています。テキストとノートを事前に必ず手元に準備してから、授業を受けるようにしてください。
・授業後の確認テストは、AIMSで行います。
・第13回~15回の課題提出と相互評価の方法については、AIMSでの告知を熟読してから取り組んでください。

履修登録時の注意事項
・前学期もしくは後学期のどちらかに必ず受講登録し、計画的に学習を進めてください。 


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