授業概要
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セラミックス材料、金属材料、高分子材料等の機能材料を対象として講義する。即ち、材料を実際に利用することを念頭に置き、それぞれの材料の特徴と、それがどのように生かされ、利用されているかを概説する。同じ機械的性質であっても、セラミック材料、金属材料および高分子材料では、最適な利用範囲が異なる。電気伝導性の高い材料は、金属だけでなくセラミックスや高分子材料にも存在する。各材料の基礎的な考え方と評価方法を講義し、材料設計の指針を理解すると共に、高性能・高機能な材料に関する最近の知見についても触れる。
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到達すべき 目標
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この講義では、以下の点を学ぶことを目標とする。
・セラミックス材料、金属材料、高分子材料の基礎を理解する。 ・セラミックス材料の原料、成形、焼成方法を概説し、誘電体や半導体、超伝導体の性質およびこの評価方法について理解する。 ・金属材料の基本的性質および観測される現象を学び、結晶構造、機械的性質、相転移、合金の状態図などの基礎について理解する。 ・高分子材料の特徴を概説し、機械的性質、界面特性、接着、複合材料などについてその考え方と評価方法について理解する。
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授業計画と 準備学習
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授業計画
第 1回:金属材料の基礎 【嶋】 第 2回:金属の結晶構造と欠陥 【嶋】 第 3回:金属の機械的性質 【嶋】 第 4回:金属の平衡状態図 【嶋】 第 5回:鉄と鋼 【嶋】 第 6回:高分子材料の基礎 【武野・高橋】 第 7回:高分子材料をつくる 【武野・高橋】 第 8回:複合材料について 【武野・高橋】 第 9回:界面機能性高分子と界面化学の基礎 【武野・高橋】 第10回:界面機能性高分子の機能と応用展開 【武野・高橋】 第11回:セラミックス材料とは 【高井】 第12回:セラミックス材料の作り方 【高井】 第13回:セラミックス材料の性質 【高井】 第14回:セラミックス材料の評価法 【高井】 第15回:機能性セラミックスとは 【高井】 第16回:定期試験
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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機能材料学で扱う授業内容に関連する事象について、受講生が自身の目で気づき、それについて探究する自発型の意欲的な学びを支援する授業を実施する。
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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講義時間数は十分でないため、参考書を活用して自発的に理解を広げることが必要である。
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成績評価の 方法
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定期試験により評価する。レポート、小テスト、授業への積極性を補助的に用いる場合もある。
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到達度評価 の観点
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各テーマごとに理解を確認する試験問題を出題し、到達度を評価する。また、講義中の小テストあるいはレポート等を用いて、適宜到達度を確認しながら講義を進める。
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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セラミック、金属、高分子材料を網羅した、材料学の基礎的な教科書である。参考書として強く推奨する。
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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授業の実施形態:対面授業で行う。 ・事前にAIMS-Gifu を確認すること。 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における岐阜大学の活動指針(レベル)等に より、実施形態等を変更する場合がある。必要事項は、AIMS-Gifu 等で連絡する。
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