授業概要
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工学系の技術者や研究者にも、企業や組織で成果をあげるためには経営に関する知識と能力が期待される。本授業では、組織に貢献できる技術者・研究者となるため、基礎的な経営知識に加え、簿記会計、コストアカウンティング、ファイナンス等の経済生産性の向上に関するの経営の基礎的な知識を理解するとともに、地域企業の課題やニーズに応えるべく戦略的思考に基づく意思決定プロセスや、プロジェクト管理手法(プロジェクトマネージメントやPDCAなど)等を総合的に学ぶ。また、現代社会は急速な環境や技術の変化・進展の中で結果を見通せない不確実性が高まっている。経営的・社会的・技術的課題に挑戦する組織は不確実性に挑戦しなければならない。そのような高い不確実性の中で成果をあげるため、リスクマネジメント及び危機管理についても学修する。
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到達すべき 目標
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(1)経営分野の基礎的な知識を理解している。 (2)戦略的思考に基づく意思決定の流れを理解している。 (3)現代の経営に不可欠なリスクマネジメント及び危機管理に関する基礎的な素養を修得している。
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授業計画と 準備学習
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(1)企業と経営 準備学修:テキスト1−48ページ (2)企業システム、複式簿記会計の基礎、財務諸表(BS・P/L等)の見方と分析、 準備学修:テキスト49−65ページ (3)経営戦略①(全社戦略)、資本コスト、ROE、ファイナンス戦略 準備学修:テキスト67−91ページ (4)経営戦略②(事業戦略) 準備学修:テキスト92−123ページ (5)経営組織、キャッシュフローと運転資金、棚卸資産回転率 準備学修:テキスト125−171ページ (6)経営管理の基礎 準備学修:テキスト173−199ページ (7)経営計画とコントロール、原価の分類・原価計算によるコストマネジメントならびにその課題 準備学修:テキスト200−214 (8)目標管理とマネジメントシステム、損益分岐点と利益計画 準備学修:テキスト216−225 (9)経営課題、戦略的コストマネジメント 準備学修:テキスト226−242 (10)社会的責任(CSR)と環境経営 準備学修:テキスト243−251 (11)マネジメントの基本 準備学修:テキスト253−288 (12)リスクマネジメント①(リスクの発見) 準備学修:災害・事故・企業不祥事の事例収集 (13)リスクマネジメント②(リスクの評価) 準備学修:災害・事故・企業不祥事の影響分析 (14)危機管理の基礎 準備学修:災害・事故・企業不祥事の原因分析 (15)危機管理の実践的課題 準備学修:災害・事故・企業不祥事のの発生時行動想定
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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次回授業で学修するテキストの該当箇所を読むとともに航空宇宙関連分野との関連性について事前の調べ学修を行うこと。また授業後には航空宇宙関連分野との関連性について考察しつつ授業内容を理解するよう復習を行うこと。
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成績評価の 方法
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原則として授業参加度10%、期末試験90%を基本として総合的に評価する。
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到達度評価 の観点
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航空宇宙関連の技術者の立場で、経営的な視点を持ち、授業で学修した経営の基礎的な知識を活用して、戦略的意思決定プロセスに基づき企業の諸問題の解決策を検討できるかについて、授業での発表・発言および定期試験により評価する。
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テキスト
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『経営学の基本がきっちりと理解できる本』
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土方千代子・椎野裕美子
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秀和システム
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2012年
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9784798035123
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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授業の実施形態:原則、対面授業(2月に集中講義の予定)で行う。 その他:次のことに留意すること。 ・事前にAIMS-Gifu を確認すること。 ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)における岐阜大学の活動指針(レベル)等により、実施形態を変更する場合がある。 必要事項は、AIMS-Gifu 等で連絡する。
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