シラバス参照

開講年度 2022 
授業科目名 岐阜大学の歴史と高等教育論 
授業科目名(英文) The History of Gifu University and Higher Edcuation Studies 
担当教員

廣内 大輔

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 岐阜学 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 後学期 水曜日 2時限 全共 105
授業の形態 講義 
単位
履修コード 2ZGF441270 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2022&semekikn=1&kougicd=2ZGF441270 
科目ナンバリング  



授業概要
※この授業は,対面で行います。
※ネットワーク大学コンソーシアム岐阜加盟校学生の受講を歓迎します。

 諸君は,大学生になろうと努力し,大学生として数年間を過ごし,そして大学卒業者として社会で活躍する。しかしこれほど長期に渡って関わる「大学」とは,いったいどのような制度であり,それはどのような歩みを経て今日に至ったのだろうか。
 岐阜大学は数年前に創立70周年を迎えた。源流まで遡れば140年以上の歴史がある。
 岐阜大学に学ぶことは,この歴史に自らが身を置きそれを引き継ぐことを意味する。本授業では,岐阜大学の歩みを日本の大学制度及びその変遷と照らし合わせながら講義する。これを通じて高等教育制度や高等教育史を理解し,自己をその連続性の担い手として認識することを目指す。 
到達すべき
目標
・高等教育について,他者に説明できるようになる。
・大学生としての水準を満たすレポートを仕上げられるようになる。 
授業計画と
準備学習
第1回  大学の起源
第2回  帝国大学の誕生
第3回  戦前の高等教育機関①
第4回  戦前の高等教育機関②
第5回  戦前の高等教育機関③         
第6回  戦前の高等教育機関④        
第7回  レポートの書き方講座①
第8回  私立大学の発展
第9回  学問の自由と大学の自治
第10回 戦後大学改革①
第11回 戦後大学改革②       ※この回までに初回のレポート提出  
第12回 戦後大学改革③    
第13回 レポートの書き方講座②
第14回 戦後大学改革④
第15回 学生運動と大学紛争
                   ※学期末にレポート再提出  

    ※資料の発掘状況等の事情により順番や内容が変わる場合がある。
    ※準備学習としては,日本の戦前戦後の高等教育について,インターネットで関連する言葉を検索する
     など試みること。            
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
・自ら問いを立てる力,そしてその問いについて書籍や資料を渉猟し,調べたことや考えたことを文章で表す力を付けてほしいと強く願っている。このため,1つのテーマを自分で設定するレポートを試験としている。

・オフィスアワーは曜日や時間を限定せず,廣内が研究室に在室時はいつでも対応します。ご質問などございましたらお気軽にお越し下さい。予約は不要です。研究室は全学共通教育G棟3階(3D教室の前,3つある教員研究室のうち一番南側)です。メールはhirouchi@gifu-u.ac.jp,電話は058-293-3097(直通)です。また,学内外で廣内を見かけた時に気軽に呼び止めてくださっても結構です。その場で対応できることはするつもりでおります。ぜひご遠慮なくどうぞ。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
TAによる授業支援                                      
SAによるピアサポート                                    
その他                                             
 レポート執筆に際しては,アカデミック・コア学生スタッフによる学習相談コーナーを活用して欲しい。加えて,図書館職員に文献や資料の探し方について尋ねるなどもして欲しい。 
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 岐阜大学の歴史を学ぶことは,教育学部,地域科学部,医学部,工学部,応用生物科学部,社会システム経営学環の前身を理解することと同義であり,これを経験することで,其々の学部の特質を,大学教育全体の中で,あるいは全学共通教育や他の学部の専門科目との対比において,より鮮明に捉えられることを期待している。

 また,高等教育制度を知ることは,初等中等学校の教員を目指す学生にとっては,児童・生徒理解や進路指導の点で役立つであろうし,将来大学教員になろうとする者にとって本科目は,まさに「大学教員版教職課程」として機能する科目である。 
授業時間外
の学習
・戦前戦後の日本の大学に関する言葉をインターネットで検索するなどしてみること。
・学期の早い段階から図書館に足繁く通い,様々な大学の周年記念誌など高等教育関連の書籍をたくさん手に取ってみること。
・中高年の方に,昔の高等教育について尋ねてみること。
・本学図書館に所蔵されていない文献等については,他大学等への相互貸借・複写依頼(有料)を積極的に行うこと(詳しくは図書館スタッフに相談してみること)。 
成績評価の
方法
・レポートにより評価する (原則として100%)。
・態度が優れている者や劣っている者については加減点することがある。 
到達度評価
の観点
学期途中の初回のレポート提出期限に間に合っていない者については,成績評価の上限を「可」とする。
レポートを評価する際の観点については以下を目安とする。

  ・高等教育に関する独創的なテーマを1つ設定できていること。
  ・図書館等に足を運び,紙でできた書籍や資料を渉猟したことが確認できること。
  ・集めた情報をもとに,自らの文章を綴ることができていること。
  ・感想文やエッセイの域に留まっていないこと。
  ・参考文献の書誌情報を明記しており,引用を行う際は適切になされていること。
  ・日本語の使い方や文章作法に問題がないこと。 
テキスト
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『適宜資料を配布する。』         
テキスト
(詳細)
 購入を義務付けるテキストはない。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『大学教育(戦後日本の教育改革9)』  海後宗臣・寺崎昌男  東京大学出版会    978-4130540292 
2. 『帝国大学:近代日本のエリート育成装置』  天野郁夫  中央公論新社    978-4121024244 
3. 『大学の誕生(上)(下)』  天野郁夫  中央公論新社    978-4121020048 
4. 『「大学改革」という病:学問の自由・財政基盤・競争主義から検証する』  山口裕之  明石書店    978-4750345468 
5. 『大学とは何か』  吉見俊哉  岩波書店    978-4004313182 
参考文献
(詳細)
 本学図書館には,岐阜大学の歴史に関する資料や高等教育に関する文献が所蔵されているので,それらを積極的に活用してほしい。とりわけ,各大学の周年記念誌(『○○大学□□年史』といった類の本)は参考になる。具体的な書名等については個別相談に応じる。
 上の欄にあげた参考文献の出版年は,改訂版の発売もありうることからあえて出版年を示していない。 
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
・この授業は,対面で行います。
・質問等がある場合(オフィスアワーについて)。
オフィスアワーは曜日や時間を限定せず,廣内が研究室に在室時はいつでも対応します。ご質問などございましたらお気軽にお越し下さい。予約は不要です。研究室は全学共通教育G棟3階(3D教室の前,3つある教員研究室のうち一番南側)です。メールはhirouchi@gifu-u.ac.jp,電話は058-293-3097(直通)です。また,学内外で廣内を見かけた時に気軽に呼び止めてくださっても結構です。その場で対応できることはするつもりでおります。ぜひご遠慮なくどうぞ。
・毎回の出欠確認は,教室でのチェックとAIMS-Gifuへの書き込みを併用して行います(岐阜大学学生の場合)。 


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