授業概要
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「岐阜」の名前だけでも意外と奥が深い。 日常的に使用している名前や目にしている出来事について、その背景を歴史の面から知り、ものの考え方の一つとして歴史学の手法を知ることで視野を広げてもらいたい。 導入として「岐阜の由来」に関連する古代中国や中世日本を取り上げ、そこから日本建築史をベースにした技術史を中心に話を展開する。
※対面・オンデマンド併用で実施(備考欄参照のこと)
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到達すべき 目標
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・岐阜に関連する基礎的な東洋史の知識を習得する。 ・歴史学の基礎的な調査方法や論の立て方が理解できる。 ・上記を踏まえて自身でレポートの課題設定をすることができる。
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授業計画と 準備学習
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1.ガイダンス (全体概論・レポート作成の注意点) ~「岐阜」の由来~ 2.岐阜の由来の検証 (歴史の調べ方・織田信長の名づけの検証①元ネタ確認・②信長が「名付けた」のか?) 3.義婦山伝説と「岐」のはなし (地名の変遷・義婦山伝説の検証・「岐」のはなし(周の文王)) 4.「阜」のはなしと様々な思想 (「阜」のはなし・諸子百家の中の自然科学) ~建築史・技術史と岐阜のあれこれ~ 5.仏教の伝播と仏塔の形 (仏教の伝播・さまざまな仏塔の形・日本への仏教公伝と仏塔の形) 6.古代の匠と初期仏教 (古代日本の匠たち・初期伽藍の変遷・奈良の大仏と岐阜の国宝) 7.神と仏の相互関係 (神仏習合のはじまり・白山信仰・神社建築と寺院建築) 8.建築の国風化 (平安時代の社会情勢と仏教・寝殿造の特徴・懸造の発生と日龍峯寺) 9.大陸文化の再導入 (日中関係の展開・新たな建築様式①和様と大仏様・②禅宗様(唐様)と永保寺) 10.内部空間の発達と道具の変化 (書院造の発生と江馬氏下館跡・茶室の発展・木材加工道具の発達) 11.南蛮技術の受入れ (刀鍛冶の隆盛・製鉄技術の革新と鉄砲伝来・鉄砲の国産化) 12.城と城下町 (館から城へ・岐阜城・町屋の形) 13.太平の世の技術 (民家の形と白川郷の合掌集落・金属加工技術(大工道具の分化と和時計)・暦の改訂) 14.水運とパンデミック (川の水運・人が運んだ病気(痘瘡)・日本の医術-漢方から蘭方へ(コレラ)) 15.地震科学の発展 (古地震と鯰絵の世界・濃尾地震と近代地震学・2つの東海地震と情報伝達)
※各回の進捗や質問に応じて内容は変更する可能性がある。
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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成績評価の 方法
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平常点(30%)、レポート課題(70%)で採点する。
※レポート課題を採点するには10回以上の出席(対面・オンデマンド不問。ただしオンデマンド受講は6回まで)を必要とする。
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到達度評価 の観点
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平常シートとレポート課題の内容から到達度を判断する。
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『日本建築史』
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藤田勝也・古賀秀作編
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昭和堂
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1999
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2.
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『日本仏教史』
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蓑輪顕量
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春秋社
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2015
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参考文献 (詳細)
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複数回にまたがる主要な参考文献である。 この他、毎回5冊程度の参考文献をレジュメにて提示する。
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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○「次世代地域リーダー育成プログラム」の初級段階・「地域志向科目」である。 なお、プログラム修了者には、学長から修了証が授与される(詳細は、地域協学センターに問い合わせること)。
○対面とオンデマンド形式を併用する。 ・対面の場合…実際に講義室で受講し、その場で平常シートを提出。 ・オンデマンドの場合…約1万字程度の文章資料を確認し、期限までに要約レポートを提出。 いずれの形式で受講するかは各自で判断して良い。 ただしオンデマンド受講は6回(全15回の4割)までとする。
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