シラバス参照

開講年度 2023 
授業科目名 美術論(美術史) 
授業科目名(英文) Art Studies 
担当教員

野村 幸弘

科目開講学部・学科 全学共通教育 
科目区分 教養科目 
科目分類 人文科学(文化・芸術) 
対象学年 1年生 
開講学期・時間割・教室 前学期 火曜日 1時限 全共 コモンズ1A
前学期 火曜日 1時限 全共 コモンズ1B
授業の形態 講義 
単位
履修コード 1ZJI110670 
備考1  
シラバスURL https://alss-portal.gifu-u.ac.jp/campusweb/slbssbdr.do?risyunen=2023&semekikn=1&kougicd=1ZJI110670 
科目ナンバリング  



授業概要
美術というと、「絵を描くこと」を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、ここでは、美術作品を徹底的に「見ること」を学びます。その意味で、この講義は美術史学の入門的な性格をもっています。美術作品は、各個人が自由に見ていいのですが、作品には「見方」があります。その「見方」を学ぶことで、美術作品がいかに多くのことを語りかけてくるかに気づくにちがいありません。美術作品は、たんなる趣味や楽しみだけでなく、じつは、宗教や思想、経済、社会状況、情緒・感情などと密接な関係にあり、人間が世界をいかに認識しているかを示しています。ですから、美術作品の「見方」を学ぶことは、人間や世界を知ることにつながるのです。そのような考え方で、次の項目に沿いながら、美術作品の面白さと重要性を理解できるよう、平易に講義します。 
到達すべき
目標
学習目標は次の3つです。

①授業では、美術作品を比較しながら考察する方法を学びますが、その鑑賞方法を身につけること。
②できるだけ数多くの美術作品に触れ、それらに慣れ親しんで、今後も継続的に美術体験を行えるようになること。③美術作品、および美術家について情報を収集し、理解を深める方法を身につけること。 
授業計画と
準備学習
 1.比較という方法
 2.比較の効用
 3.イコノロジーについて
 4.建築の様式について
 5.彫刻の様式について
 6.絵画の様式について
 7.時代様式について
 8.地域の様式について
 9.かたちの継承性
10.かたちの普遍性
11.遠近法について
12.陰影法について
13.聖から俗へ
14.芸術家と作品の関係
15.作品とその環境 
授業の特色
討論やプレゼンテーションなど、学生による対話や発表               
フィールドワーク、インターンシップ、ものづくり等の体験型学習          
図書館やラーニングコモンズなど、教室以外の場所を活用             
ゲストスピーカーの招聘                                  
TACT(旧AIMS-Gifu)を活用した授業と学習支援                       
レポートの添削や提出物の返却                             
その他                                             
TACTの「クイズ」と「ディスカッション」を活用し、授業者と受講者が双方向的・建設的に作り上げる授業を展開します。 
学生のアク
ティブ・ラー
ニングを
促す取組
毎回の授業内容を録画したビデオを配信しますので、必ず視聴して下さい。
毎回の授業の後、TACTに「クイズ」をアップしますので、それに回答して下さい。
そして「ディスカッション」にその日の授業に対する感想・意見・質問・要望などを書き込めるスレッドを作成しますので、そこで授業の理解度を確かめ、もっと深く知りたいことなどを書いてください。
そうすることで、双方向的な学びとなります。 
使用言語
日本語  
英語  
その他  
 
TA,SA配置
予定
基盤的能力
専門的能力
1.基盤的能力に関する重点指導項目  
進:   計画      実行      管理     
伝:   傾聴      発信      把握     
考:   課題      創造      論理     
2.専門的能力や資質・能力に関して、育成を意図する指導  
 
授業時間外
の学習
毎回の授業内容を録画したビデオを配信しますので、視聴して下さい。
毎回、授業のパワーポイントで見せる美術作品を、TACTの「ファイル」にアップしておきますので、必ずそれをプリント・アウトし、授業ノートとして活用して下さい。
授業後、「ディスカッション」にその日の授業に対する感想・意見・質問・要望などを書き込めるスレッドを作成しますので、自由に書き込んでください。
また、授業で扱った美術作品や美術家についての発展的な学習を行って下さい。 
成績評価の
方法
「クイズ」の点数(70%)、および「ディスカッション」の内容(30%)により評価します。 
到達度評価
の観点
出席は、「クイズ」の回答によって、チェックします。
「クイズ」、および「ディスカッション」は、授業内容をどれだけ理解しているかを評価しますが、そのさい、①美術作品を比較して考察する鑑賞方法ができているか、②どれだけの美術作品を参照したか、③美術作品、美術家についての情報を的確に収集し、理解を深める方法を身につけたか、の3点を重視します。 
テキスト
テキスト
(詳細)
教科書は使用しませんが、授業時に関連図書を指示します。 
参考文献
No 書籍名 著者名 出版社 出版年 ISBN/ISSN
1. 『これならわかるアートの歴史』  J.ファーマン  東京書籍  1997  4-487-76169-7 
2. 『西洋美術への招待』  田中英道監修  東北大学出版会  2002  4-925085-59-X 
参考文献
(詳細)
担当教員実
務経験内容
または実践
的教育内容
実践的授業
内容等
備考
授業の実施形態:原則、対面 形式で行います。
ただし、教室定員6割を超える場合は、遠隔授業と併用する。
授業の実施方法:TACTに講義の動画をアップしますのでそれを視聴し、「クイズ」に回答する。
「ディスカッション」に授業に対する感想・意見・質問・要望などを書き込めるようにする。 


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