授業概要
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災害を起こすような自然現象(台風や地震など)は,どんなに大きくても,人がいないところで発生した場合には災害とは呼ばない.つまり,災害とは人間社会を前提とした概念なのである. 本講義では,「災害」について,自然現象そのものと,それが人間社会の元に影響をおよぼしたとき何が起きるのかという2つの側面から考える事で,災害の本質について考える事をねらいとしている.
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到達すべき 目標
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災害を生じさせるような自然現象について基本的な知識を身につける.災害から見た地域社会は,どのような特徴を持っているのか,災害に対する粘り強さ,脆弱性とはいったいどういうことなのかという疑問を通じて,問題構造について主体的に考察する力,解決に向けた企画立案のための基礎的な力を身につける
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授業計画と 準備学習
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【カリキュラムは現在調整中であり,変更になる可能性がある】
10/7 対面:1 オリエンテーション,自然現象と人間社会と災害:小山真紀 10/15(火)対面:2 高齢化と地域(看護系):纐纈朋弥 10/21 対面:3 地震災害と地域社会:能島暢呂 【変更】10/28 対面:4 土砂災害と地域社会:沢田和秀 【変更】11/6(水)対面:5 日本の地域社会(地域経営):髙木朗義 11/11 対面:6 風水害と地域社会:原田守啓 11/18 対面:7 社会変動と災害(議論)原田守啓 11/25 対面:8 災害支援(行政・中間支援組織・地域の連携):RSY栗田暢之 12/2 対面:9 災害心理学(行動心理学,社会心理学を中心として,防災行動を実現するための心理学) :板倉憲政 12/9 対面:10 自然災害―政府や地方の役割:上野友也 12/16 対面:11 弱者とはなにか:南出吉祥 12/23 対面:12 災害と多様性1:橋本操 1/9(木)対面:13 災害と多様性2:小山真紀 1/20 対面:14 災害リスクの低減に向けて(議論):小山真紀・橋本操 1/27 対面:15 災害リスクの低減に向けて(議論):小山真紀・橋本操
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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本講義では,自然災害を,災害時の状況だけでなく,平常時の社会と,そこに外力として影響を及ぼす自然現象という視点から捉えるため,横断的な視点で事象を見ることになる.最後のディスカッションでは,横断的な視点による対話を行う事が期待される.
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使用言語
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TA,SA等配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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成績評価の 方法
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成績評価は授業への参加態度30%・レポート70%によって行う.
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到達度評価 の観点
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可レベル:講義内で指示されたことがらを遂行することができる.講義内で発言を求められたら発言することができる.講義内容を理解している.自分の意見を示すことができる.グループワークにおいて,グループメンバーがまんべんなく意見を述べられるよう配慮できる.災害の多様性(事象・人間社会・フェーズ)を理解し,それを踏まえた提案ができる.講義内の内容を伝えられたとおりに理解している.
良レベル:上に加え,講義内で発言を求められたら率先して発言することができる.講義内容について主体的に調べることで知識を深めている.根拠に基づいて自分の意見を示すことができる.自分の意見を述べるだけでなく,グループメンバーにも発言を求めることで,対話を深めることができる.講義内の内容を,伝えられた通りに理解できるだけでなく,自分の問題として問題構造を整理し直して理解している.
優レベル:上に加え,講義内で指示されたことがらを率先して遂行することができる.グループワークでは,メンバーにも主体的に学んだ知識を提供できる.グループワークにおいて,意見の相違があっても他者を尊重した行動ができる.グループワークの課題に率先して取り組むことができる.講義内の内容を,自分の問題として問題構造を整理し直して理解しているだけでなく,講義内の説明を超えた関連事象や問題構造について学び,理解している.
秀レベル:上に加え,グループワークでは率先して協働を行うことができる.問題構造の理解だけでなく,実際的な社会課題解決について考察,提案している.
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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参考文献 (詳細)
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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