授業概要
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日本は古来、中国大陸からの影響を受けてきた。学び取った中には当時最先端であった、今でいうところの科学技術も含まれている。 前近代の中国ではどのような科学観を持ってきたのか、どのような技術に支えられてきたのか、を紹介する。 中国史の基本的な概要を押さえながら、内在的な発展と外部からの刺激の両輪で発達していた中国の科学や技術について、主に建築の側面から解説する。
※対面とオンデマンド形式を併用する(備考欄参照)
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到達すべき 目標
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①教養としての中国史の大きな流れを知る。 ②中国における科学技術の変遷を知る。
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授業計画と 準備学習
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1 ガイダンス :成績評価について(レポートの書き方)・中国史の切り口 2 夏・殷以前 :『史記』の伝説と古代文明 3 殷・周①(西周) :甲骨文字や青銅器の語るもの 4 周②(春秋・戦国時代) :群雄割拠の時代 5 秦 :秦の興亡と土木事業 6 漢①(前漢・新) :儒教の国教化と礼制建築 7 漢②(後漢) :漢代の思想と科学 8 魏晋南北朝 :分裂時代と仏教建築 9 隋・唐① :隋唐帝国と長安の都 10 唐②・五代 :貴族制の崩壊 11 宋①(北宋) :庶民の台頭 12 宋②(南宋) :文化・思想の発展 13 元 :世界史の幕開け 14 明 :中華帝国の復活 15 清 :皇帝権力支配と宮殿建築
※実際の進捗や受講生の興味に応じて内容を多少変更する可能性がある。
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授業の特色
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学生のアク ティブ・ラー ニングを 促す取組
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使用言語
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TA,SA等配置 予定
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基盤的能力 専門的能力
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授業時間外 の学習
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成績評価の 方法
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最終レポート70% 平常シート(対面)/確認レポート(オンデマンド)30%
※最終レポートの採点には、平常シート/確認レポートの10回以上の提出を必要とする。ただし確認レポート(オンデマンド)は6回を上限とする。
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到達度評価 の観点
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・(平常シート/確認レポート)講義内容について一定以上の理解ができている ・(最終レポート)レポート課題に即して適切な書籍を確認することができている ・(最終レポート)調査した内容と個人の意見を区別して記述することができている
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テキスト
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テキスト (詳細)
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参考文献
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No
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書籍名
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著者名
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出版社
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出版年
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ISBN/ISSN
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1.
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『中国の歴史シリーズ』
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講談社
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2.
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『科学史からみた中国文明』
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藪内 清
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日本放送出版協会
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1982
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3.
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『中国の科学と文明』
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ジョセフ・ニーダム
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新思索社
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参考文献 (詳細)
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毎回レジュメで関連図書・参考文献を提示する。
シラバスに提示した3種は、特に関係の深いものである。
1.講談社の『中国の歴史』シリーズ(全12冊) 入門書としては難易度が高いが、興味の持てた時代について詳しく知りたい場合に良い。これぐらい細かい方が歴史は面白いと思う。 全集版と学術文庫版があり、岐阜大学図書館には全集版が所蔵されている。
2.藪内清『科学史からみた中国文明』日本放送出版協会1982(NHKブックス409) 第一部 中国科学技術の流れ 第二部 新出土資料と科学史 一冊で中国の科学史を俯瞰できる良書。
3.ジョセフ・ニーダム著『中国の科学と文明』 新思索社 思想史・数学・機械工学等、ジャンルごとに11巻刊行されている。書かれた年代は古いが(1954~)、中国科学史の金字塔。
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担当教員実 務経験内容 または実践 的教育内容
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実践的授業 内容等
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備考
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講義形式は、対面とオンデマンドを併用する。 ・対面の場合…出席して平常シートを提出 ・オンデマンドの場合…資料を確認して確認レポートを提出 対面・オンデマンドのいずれで受講するかは各自で判断して良い。 ただし、オンデマンドの利用は6回(全15回の4割)を上限とする。
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